2日に打ち上げられたロケット「アルテミス2号」には、サムスン電子とSKハイニックスが開発中の次世代半導体も搭載された。宇宙空間という過酷な環境で半導体が正常に作動するかを検証するためだ。
両社の半導体は、韓国天文研究院が開発を主導したK-RadCubeに共同で搭載された。サムスン電子は、DRAMやロジックチップなど機能が異なる半導体を1つのパッケージにまとめた次世代マルチチップモジュール(MCM)を搭載し、ハイニックスはAIブームで注目されているメモリ半導体を採用した。
業界では、将来のデジタルインフラである宇宙データセンターを通じて「K-半導体」の技術力を拡大できる機会と捉えている。スペースX(エックス)をはじめとするビッグテック企業は、エネルギーや発熱などの課題解決のために宇宙データセンターの建設計画を公表している。彼らの投資計画に参加するためには、宇宙の高エネルギー放射線環境下でも半導体が正常に作動するかを確認しなければならない。半導体業界の関係者は「メモリ半導体を製造する企業が将来の市場に参入するためにテスト段階にある」と述べ、「最終的に半導体の耐久性と電力効率が宇宙データセンターの競争でも勝負を左右するだろう」と説明した。
半導体プロセスがますます微細化する中で、極微量の半導体でも素子が影響を受け誤作動しやすくなる傾向が生じており、こうしたテストの必要性が一層高まっていると業界は評価している。特にメモリ半導体は、このような環境下で保存された情報が劣化するリスクを抱えていると言われている。サムスン電子の関係者は「地上で(宇宙環境に似た)各放射線を半導体に照射する実験を行ったが、それはあくまでテストに過ぎない」と述べ、「地球とは全く異なる環境である宇宙でも作動可能かどうかを検証している」と語った。