韓国で11月の輸出が1.4%増加し、14カ月連続で増加傾向を見せている。月別輸出増加率は7月を頂点としその後は減少し続けている。
産業通商資源部は1日「11月の輸出は前年同月対比1.4%増加した563億5千万ドル、輸入は2.4%減少した507億4千万ドルを記録した」と明らかにした。韓国の輸出は昨年10月、増加率がマイナスからプラスに転じ、その後は14カ月連続で前年同月対比増加を続けている。しかし、月別輸出増加率は7月13.5%、8月11.0%、9月7.5%、10月4.6%と次第に減っている。
最大輸出品目である半導体が125億ドルを輸出し、11月として歴代最大の実績を記録した。自動車輸出は生産量の減少と気象悪化による船積み支障などで昨年同期と比べて13.6%減少した。
バイオヘルスの輸出は昨年より19.6%増加した14億ドルで、歴代の11月の中で最大の実績を達成した。船舶の輸出も前年同月比70.8%増の25億ドルでプラスに転じた。
地域別では、二大市場である米国と中国への輸出がそれぞれ5.1%、0.6%減少した。11月の対中国輸出は113億ドルで、5カ月連続で110億ドル以上を記録したが、昨年同月と比べると0.6%減少した。対米輸出は104億ドルで3カ月連続で100億ドルを超えたが、昨年よりは5.1%減少した。
韓国の11月の輸入額は507億4千万ドルで、昨年に比べて2.4%減少した。アン・ドクグン産業部長官は「年末までに1ドルでも多く輸出し、経済に活力を吹き込むことができるよう利用可能なすべての資源を集中する」と述べた。