韓国のLGエナジーソリューションと日本の完成車メーカーのホンダが、米国にバッテリー合弁会社を設立したと13日に公式発表した。合弁会社の名称は「L-Hバッテリーカンパニー」(L-H Battery Company,Inc)。韓国のバッテリーメーカーと日本の完成車メーカーによる初の戦略的協力事例だ。
両社は昨年8月、米国にバッテリー合弁工場を建設することにし、11月に企業結合申告を終えたのに続き、この日法人設立を終えた。L-Hバッテリーは2月に新工場建設に着工し、2024年末に完工、2025年末から量産に入る予定だ。合弁会社が生産したバッテリーは、北米ホンダ電気自動車(EV)工場に独占供給される。
L-Hバッテリー工場は、米オハイオ州のジェファーソンビル近くに建設される。総額44億ドルを投資し、年間40GWh規模の生産能力を備える計画だ。高性能の純EV50万台を生産できる量だ。合弁会社の持分は、LGエナジーが51%、ホンダが49%を保有する。
両社が手を組んだのは、世界で最も急速に成長している米国のEV市場で機会を逃さないためだ。市場調査会社SNEリサーチによると、米国のEV用バッテリー市場は、2021年の64GWhから今年は143GWh、2025年には453GWhに成長する見通しだ。
L-Hバッテリーの初代最高経営責任者は、LGエナジー北米地域総括のイ・ヒョクジェ副社長が兼任する。イ副社長は「LGエナジーは差別化された投資能力と共に、検証されたグローバル量産および品質競争力を備えている」とし「北米でホンダのEV発売を成功させ、良質な雇用を創出し、オハイオ州地域社会と共に成長できるようにする」と述べた。