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KOSPI再び2200割れ…ウォン・ドル相場は22.8ウォン安の急落

登録:2022-10-12 08:10 修正:2022-10-12 09:16
KOSPIが5取引日ぶりに2200割れ 
1ドルあたりのウォンは1日で22.8ウォン急落 
FRBによる「政策転換期待」裏切られ再び「不安」
証券市場が大幅に下落しウォンが下がった11日午後の、ソウル中区のハナ銀行のディーリングルーム。モニターにKOSPI、KOSDAQ指数、ドルのレートが表示されている。この日、KOSPIは前取引日から40.77ポイント(1.83%)下落の2192.07、KOSDAQ指数は前取引日から28.99ポイント(4.15%)下落の669.50で取引を終え、終値での今年最安値を更新した/聯合ニュース

 11日、KOSPIは再び2200を割り込み、1ドルあたりのウォンも先日の最安値(1442.20ウォン)に向かって再び23ウォン近くの大幅な下落を示した。米国の雇用指標の先週の発表を受け、連邦準備制度理事会(FRB)の強力な通貨緊縮がなおも続くだろうという不安に、市場は大きく揺れた。翌日の12日には韓国銀行金融通貨委員会がビッグステップ(政策金利の0.5ポイント引き上げ)を踏むだろうとの予想も、市場変動性を増大させた。

 この日、KOSPIは前取引日より1.83%(40.77)下落の2192.07で取引を終えた。2200以下で取引を終えたのは先月30日(2155.49)以来5取引日ぶり。ソウル外国為替市場は、前取引日に比べ22.8ウォン安の1ドル=1435.2ウォンで取引を終えた。終値は5取引日ぶりに1430ウォンを超えた。前取引日からの下落幅は2020年3月19日(40ウォン)以降で最大。取引中に一時1ドル=1438.10ウォンまで下がり、9月28日の取引中に記録した1442.20ウォンに迫った。

 この日の金融市場は、FRBが政策金利引き上げの速度調節に乗り出す可能性があるという期待が裏切られたため、不安に包まれた。今月7日(現地時間)に公開された米国の9月の非農業部門の新規雇用は26万3千人で、前月(31万5千人)より減ったものの、市場の予想よりは良好だった。失業率も3.5%と50年ぶりの最低値にまで下がった。依然として米国の雇用市場は安定しているとみなせる。雇用指標の悪化が発表されれば、FRBは政策金利の引き上げ速度を遅らせる可能性があるとの市場の期待が裏切られたわけだ。

 ロシアとウクライナをめぐる地政学的リスクも、投資家の安全資産を好む心理をあおっている。金融市場は翌日に予定される金通委に対しても緊張感を示した。市場は、韓銀が7月に続き再び政策金利を年2.5%から3.0%へと引き上げる「ビッグステップ」(0.5ポイント引き上げ)に踏み切る確率が高いと予想している。

チョン・スルギ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/1062219.html韓国語原文入力:2022-10-11 17:59
訳D.K

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