原文入力:2009-12-15午前08:33:08
プジョー・フォルクスワーゲン,‘電気車開発’のため日本企業等 引受 推進
現代車‘ガソリン ハイブリッド’集中 "来年 米国で正面勝負"
チェ・ウォンヒョン記者
←フォルテLPI
世界の自動車業界が‘再編成戦略’に忙しい。あたかも‘春秋戦国時代’の合従連衡を彷彿とさせるほどだ。その中心に‘親環境車’が置かれている。
最近フランス プジョーが日本三菱の持分買い入れに出たことと、ドイツ フォルクスワーゲンが日本スズキを取得したのも親環境車の開発力量を確保しようとする一環だ。今年、三菱は世界初の量産型電気車である‘i MiEV(アイミーブ)’を出し注目をあびた。軽自動車より小さな車体のこの車の価格は高級中・大型車水準の6000万ウォンに達する。直ちに大きい収益を持たらす車ではないという話だ。それでもプジョーは当面の利益より電気車開発力量の確保にさらに重きを置いた。フォルクスワーゲンもスズキの引受を通じ電気車開発力量を吸収すると同時に、インドをはじめとするアジア市場の戦略的進出を狙っている。キム・ピルス大林大教授(自動車学)は「自身になかったり不足している親環境車力量を詰め込むための動き」としながら「親環境車は今後の世界自動車市場の合従連衡に最も重要な変数になるだろう」と話した。
←アバンテLPI
最近の親環境車開発の流れは公式のように通じていた‘ハイブリッド自動車→プラグイン ハイブリッド自動車→燃料電池・電気車’の段階が崩れているという点が特徴だ。ハイブリッド自動車の開発経験がない米国のゼネラルモータース(GM)が世界で初めてプラグイン ハイブリッド自動車を作り、再跳躍の踏み台とすると言い、日産・三菱など日本企業等もやはりハイブリッドを飛び越え純粋電気車を出そうとする動きを速めている。クリーンディーゼルに没頭していたヨーロッパ企業等がハイブリッド自動車を作り始め、プジョーのように最初から純粋電気車技術に関心を見せる動きもやはりこういう傾向を示す事例だ。
現代・起亜車の親環境車開発水準はどのあたりまで来ているだろうか。現代・起亜車は今年8月、我が国初のハイブリッド自動車であるアバンテ,フォルテLPIハイブリッド自動車を出し"我が国の親環境車元年" を宣言した。現代・起亜車の構想は2013年までに4兆1000億ウォンを投じハイブリッド自動車・電気車・燃料電池自動車など、すべての種類の親環境車を生産できる力量を備えることと要約することができる。
現在、現代・起亜車は‘ガソリン ハイブリッド’に集中している。研究開発総括本部のイ・キサン常務は 「来年10月に米国市場にガソリン ハイブリッド自動車を出し、トヨタ・ホンダなどと正面勝負を行う」としながら「ハイブリッド市場で主導権を握るためにすべての研究開発力量を注いでいる」と話した。従来の親環境車開発段階に忠実に従うということだ。イ常務は「他の分野の研究開発も継続するが、収益性・インフラなどの問題で電気車や燃料電池自動車が商用化されるには2030年頃になると見る」と付け加えた。
これに対しキム・ピルス教授は「世界需要に対応しなければならないので多様な分野の研究開発を進行し、ある分野の市場需要がふくらめばそこに集中し成果物を作り出す戦略」としつつ「リスクを減らすために適切な戦略」と評価した。ただし、キム・キチャン カトリック大教授(経営学)は「電気車の場合、先頭企業等の成果により急激に需要が増え、既存内燃機関車に取って代わる可能性も排除することはできない」として「こういう可能性もやはり十分に考慮しなければならないだろう」と話した。
内燃機関と電気モーターの2種類の動力源を同時に使うハイブリッド自動車の最も大きな長所は燃費に優れるという点だ。しかし、現代・起亜車の行く道は遠い。今年、親環境車元年をむかえたがアバンテ・フォルテ ハイブリッドは先月末までに各々4665台,1094台の販売に留まった。米国で月平均2万台近くが売れるトヨタ プリウスなどに比べる時、技術力と価格競争力をさらに育てなければならない。
チェ・ウォンヒョン記者circle@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/393425.html 訳J.S