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ソウルのマンション価格、上昇傾向は変わらず…伝貰保証金も不安

登録:2020-07-18 03:19 修正:2020-07-18 08:21
7・10不動産対策発表後 
売買価格の上げ幅は縮小 
伝貰は0.13%…55週連続上昇
/聯合ニュース

 政府の「7・10不動産対策」発表後、ソウルのマンション価格の上昇幅はやや鈍化したものの、依然として市場の不安が続いている。伝貰保証金は55週連続で上昇している。

 16日発表の韓国鑑定院の「週間マンション価格動向」によると、7月第2週(13日現在)のソウルの週間マンション売買価格は0.09%上昇し、先週(0.11%)より上昇幅がやや縮小した。しかし、今年6月の第2週から今週まで、6週連続で上昇傾向は衰えていない。鑑定院は「今週の調査結果は、10日に伝貰(チョンセ。契約時に一定金額の保証金を賃貸人に預け、月々の家賃は発生しない不動産賃貸方式)融資保証制限措置の実施と政府の7・10住宅市場安定補完対策の影響の一部が表れた」と説明した。

 ソウル江南(カンナム)地域では松坡区(ソンパグ、0.13%)、江南区(0.11%)、瑞草区(ソチョグ、0.09%)の「江南3区」の上昇傾向が続いた。蚕室洞(チャムシルドン)、三成洞(サムソンドン)などの土地取引許可区域指定以後、規制地域の近隣地域に買いが移動して取引が行われたことによるものだ。実際に、蚕室洞に隣接する新川洞(シンチョンドン)のパークリオの84.7平米の住戸は、先月30日には20階が16億ウォン(約1億4200万円)で取引されたが、その直後の今月2日には12階が18億5千万ウォン(約1億6400万円)で取引されている。

 都心圏の麻浦区(マポグ、0.13%)、龍山区(ヨンサング、0.10%)、城東区(ソンドング、0.07%)を合わせて呼ばれる「麻龍城(マヨンソン)」地域は、先週とほぼ同様の上げ幅を記録した。9億ウォン(約8000万円)未満の中低価格・中小型マンションが集中する蘆原区(ノウォング、0.11%)、道峰区(トボング、0.12%)、江北区(カンブクグ、0.11%)の「蘆道江(ノドガン)」地域と、衿川区(クムチョング、0.07%)、冠岳区(クァナック、0.09%)、九老区(クログ、0.09%)の「衿冠九(クムグァング)」地域も、先週と同じ水準か上昇率の小幅な縮小を記録した。鑑定院は「ソウルの場合、西部・東北線などの交通面での好材料のある地域や、中低価団地を中心に、マンション価格が上昇した。6・17対策と7.10補完対策の発表などの影響で、一部様子見の傾向が見られ、上昇幅は縮小した」と分析した。

 賃貸市場の不安も続いている。ソウルのマンションの伝貰保証金は、今週0.13%値上がりし、55週連続で上昇した。江東区(カンドング、0.30%)がソウルで最も大幅に上昇し、江南(0.24%)、瑞草(0.21%)、松坡(0.26%)なども高い上昇率を記録した。麻浦区(0.19%)や城東区(0.15%)、西大門区(ソデムング、0.14%)、城北区(ソンブック、0.12%)などでも伝貰保証金の上昇が続いた。

チェ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/property/954015.html韓国語原文入力:2020-07-16 23:15
訳D.K