李世ドル(<イセドル>ドルは石の下に乙)九段とアルファ碁(3月9日~15日)の囲碁対決2日目の3月10日、ロボット製造企業のDSTロボットの株価は対決開始前の8日(5500ウォン)に比べて26.3%(6950ウォン)も上がった。 今年に入り2月までほとんど変動がなかった株価が、人工知能に対する関心に力づけられ、急激に上がったのだ。 しかし下落も速かった。同社の株価は対決中盤の3月11日から急激に下落を始め、4月5日には4930ウォンで取引が締め切られた。
アルファ碁と関連したロボット企業の株価推移は、実績よりは「瞬間性」「話題性」の変動だった。 だが、その話題性を数値化できるならばどうだろうか? ネイバーで特定の検索語が検索された回数を1週間単位で合算し、相対的指標で表示した「ネイバートレンド」を通じてみた「アルファ碁」検索推移は、ロボット関連企業の株価推移とよく合致している。 今年はじめから3月末までのネイバートレンドの「アルファ碁」検索頻度を見れば、対決直前の3月7日が最も高かった。 この時の検索頻度を100と見る時、10日前の2月29日の検索頻度は3で、関心度が急上昇したことが分かる。 反面、対決がまだ進行中だった3月14日にはすでに検索頻度が18に下がり、関心が冷めるのも速かったことが分かる。
3月初めに中国で発売されたNCソフトの新しいゲームソフト「ブレイド・アンド・ソウルモバイル」の場合も、ブレイド・アンド・ソウルモバイルの検索頻度とNCソフトの株価がほぼ一致して変動した。
このように検索頻度の推移と株価の動きがある程度一致するならば、株式投資時にグーグルトレンドやネイバートレンドのようないわゆる「ビッグデータ」を役立つ道具として活用できるのだろうか? 話題にのぼることで企業の株価が短期的に上がることはありうるが、株価を動かす根本的変数とは見難い。 現代証券は5日に発刊したビッグデータを通じた株価予測に関する報告書で「株価を予測するに際して一つのデータを盲信することは最も危険」とし「ただしトレンドと株価が一致する場合とそうでない場合を分析し、補助指標として使うことはできるだろう」と分析した。