SKTとアルトンスポーツがソリューション開発でMOU締結
ビーコンのセンサー活用しスマートフォンで位置追跡
自転車と情報通信技術(ICT)が出会えばどんなことが起きるだろうか。SKテレコム(SKT)は20日、自転車専門企業のアルトンスポーツとICT基盤の高付加価値自転車事業推進のための了解覚書(MOU)を結んだと明らかにした。両社は低電力ブルートゥース(BLE)を通した近距離通信技術のビーコンと位置管制技術をベースに自転車ソリューションを開発し、自転車登録制プラットホームの開発にも協力することにした。
両社が今年上半期中に開発する自転車ソリューションでは、まず盗難および紛失防止サービスと自転車登録・管理サービスなどが提供される予定だ。最近になり高価な自転車販売が増え自転車盗難の犯罪も急増しており、自転車利用者の不安は大きい。 検察統計によれば自転車盗難は2008年の4915件から2013年の1万5774件に3倍以上増えた。
自転車の持ち主がビーコンセンサーを装着した自転車を駐輪し、スマートフォンのアプリケーションでアラーム機能をセットすれば、誰かが盗み出そうと自転車を動かした途端にリアルタイムで警告メッセージが伝達されることになる。ビーコンセンサーは約50メートルまでの距離にある持ち主のスマートフォンと連結が可能だ。盗難自転車を捜索することもできる。ブルートゥースが及ぶ50メートルの距離から外れた場合にも、自転車保管所、公園、代理店など多様な地域に設置される予定の中継機(AP)を通じてサービスが提供される。自転車登録・管理サービスの場合、自転車ごとに固有IDを付与し、販売店と修理店などでの購買内訳と部品交替など製品履歴を管理することができるようになる。
両社は今年下半期中に、3G通信網と連結した通信型ビーコンセンサーを活用して遠距離でも作動可能な位置追跡サービスと、カロリー消耗量などダイエット情報などを提供するヘルスケア・サービスも追加で提供する計画だ。チョ・スンウォンSKテレコム・ソリューション営業2本部長は「ICT基盤の自転車ソリューションを通じ、自転車の盗難や紛失など自転車犯罪に対する対策の樹立と先端自転車レジャー市場の活性化を期待する」と話した。
韓国語原文入力:2015.01.20 20:14