本文に移動
全体  > 経済

公式失業率 3%台だが…体感失業率は10%以上

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/356896.html

原文入力:2009-05-25午後07:30:42
韓国労働研究院 分析 潜在・部分失業含む拡張失業者260万人

ファン・ボヨン記者

我が国の公式失業率は3%台で安定的だが、より拡張された失業指標を適用すれば体感失業率は10%を越えるという分析結果が出た。
25日韓国労働研究院によれば去る3月基準で ‘拡張失業率’は10.4%,‘拡張失業者’ 規模は260万2千人であることが分かった。拡張失業者数は統計庁が集計する ‘公式失業者’ 95万2千人(失業率4.0%)に ‘潜在失業者’ 94万5千人と ‘部分失業者’ 70万5千人を加えて算出したと研究院は説明した。これは昨年同期の拡張失業者数219万人(8.8%)に比べ41万2千人増えたもので雇用事情ははるかに悪化したことが分かる。

研究院は非経済活動人口の中で求職をあきらめた失望失業者と、より良い職場に就職するために準備中の就職準備者を ‘潜在失業者’ に、就業者であっても経済的理由で短時間勤労をしているが 追加就職を希望する人々を ‘部分失業者’ と定義した。

ファン・スギョン韓国労働研究院動向分析室長は「統計庁の失業指標が国際労働機構(ILO)の定義に従っているものの、我が国の場合には青年,女性,高齢者など労働市場に完全に編入されることが出来ない階層が多いために公式失業率と実際雇用事情間の乖離が大きい」と話した。例えば雇用保険の適用を受けることができない非正規職女性らの場合、就職状態から働き口を失うことになった場合、積極的求職活動をする代わりに直ちに非経済活動人口に編入される比率が高く公式失業者に含まれないということだ。

我が国の公式失業率は国際比較でも非常に低い方に現れ、失業指標の代表性に対する疑問が提起されてきた。国際通貨基金(IMF)が先月出した ‘世界経済展望’ 報告書によれば、韓国の失業率は昨年3.2%から今年3.8%に0.6%ポイント増えると展望された。こういう増加率は比較対象先進33ヶ国中で日本(0.6%ポイント)と共に最も低い。この報告書で先進33ヶ国の昨年平均失業率は5.8%であり、今年の展望値は平均8.1%だ。

ファン・ボヨン記者whynot@hani.co.kr

原文: 訳J.S