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現代・起亜車, 米国で初めて日産を抜く

原文入力:2009-05-03午後07:43:22
4月販売量集計
中小型車人気のおかげ
フォードはトヨタ ‘追い越し’

イ・ヒョンソプ記者

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世界最大の自動車市場である米国で、景気低迷にともなう販売鈍化が続きGMとクライスラーが破産危機を迎え、自動車産業の地殻変動が起きている。現代・起亜車は米国市場での月間販売量で去る4月、初めて日本の日産自動車を抜いた。

3日現代車米国法人などの発表を総合すれば、先月北米自動車市場で現代車は昨年より13.6%減少した3万3952台を販売し起亜自動車は14.8%減った2万5606台を売った。両社を合わせた販売量は5万9558台で、日産の販売量4万7190台を初めて上回った。日産の販売量は昨年より38%減少した数値だ。現代・起亜車は1~4月の累積販売量でも日産を抜いた。現代・起亜車はこの期間に22万4305台を販売したが、日産は22万1957台の販売に止まった。

現代・起亜車の4月北米市場占有率は7.4%で先月の7.6%より少し減ったが、全体市場販売減少率よりははるかに少ない減少率を記録し善戦している。特に中・小型車の人気はますます高まっていてアクセント(ベルナ)は昨年対比26%も販売が増え、ソナタは7%上昇した。現代車関係者は「失職した場合、車を買い戻すアシュアランス プログラムや小型車を中心にした市場攻略が功を奏している」として「そのおかげで日産を抜くことができた」と話した。

米国市場全体の4月販売量は昨年より34%減少した81万8766台と集計された。特にフォードが1年ぶりにトヨタを抜き2位に上がったことが目を引く。フォードは13万3779台を販売しトヨタは12万6540台を販売した。フォードは米国 ‘ビッグ3’ の中では事情が良い方で、GMやクライスラーが破産危機に陥っている中で最も大きく反射利益を受ける業者に挙げられている。先週、破産保護申請をしたクライスラーの販売は61%も減少した7万6682台に終わり、昨年5月からの年間販売量でも日本のホンダに追い越された。GMは17万2150台を売り市場占有率21%を占め販売1位を守ったものの、昨年に比べては34%販売量が減った。キーバンク キャピタル マーケットの自動車アナリスト プレトゥ ホスルトゥンは「顧客がGMやクライスラーの不渡りに対する憂慮を持っているためフォードに追い込まれている」と話した。

一方現代・起亜車は最近、内需販売と輸出が明確に好転し一部工場で特別勤務や残業が再開されるなど活気を取り戻している。現代車は今回の連休を全て休まのではなく、4日には工場を稼動することにし、特にアバンテとi30を生産する蔚山3工場とエクースを生産する5工場は週末にも特別勤務をした。蔚山4工場ポーターラインも今月から特別勤務に入る予定だ。起亜車も5月から5ヶ月ぶりに光州工場の週末特別勤務を再開した。

イ・ヒョンソプ記者sublee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/353072.html 訳J.S