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‘ライボー金利操作’バークレーズ銀行 CEO 辞任

原文入力:2012/07/04 08:31(1021字)

←ボブ ダイヤモンド(60)英国バークレーズ銀行の最高経営者(CEO)

会長 不名誉退陣1日後 経営陣聴聞会が残っており 余波持続

 ライボー金利(ロンドン銀行間短期資金借入金利)操作の波紋で英国バークレーズ銀行のボブ ダイヤモンド(60)最高経営者(CEO)が3日電撃的に辞任した。

 バークレーズ銀行がこの日ロンドン証券取引所に公文書を送り、ダイヤモンドが即刻退陣すると発表したと<AP>通信などがこの日報道した。バークレーズはまた、デル ミッシェル最高運営責任者(COO)も直ちに辞任すると明らかにした。

 ダイヤモンドは前日まで銀行の‘過去’の誤りを遺憾に思い腹が立つと話し、今回のスキャンダルに直接的な責任がないという態度を示していた。 だが、報道機関と投資家など外部の辞退圧迫が加重されるや居座りをあきらめ最高経営者に就任してから1年6ヶ月で不名誉退陣することになった。 ダイヤモンドは2011年1月最高経営者に昇進し自身の最優先政策の一つとして倫理経営を標ぼうしてきた経緯があり、彼の去就を巡って特に注目をあびてきた。

 これに先立ち先月27日バークレーズはライボー金利操作疑惑で4億5300万ドルの罰金を納めることで英・米金融当局と合意したと発表し、これに対する責任を負ってこの会社のマーカス エイジアース会長が2日辞任した。

 ジョージ オスボーン英国内務長官はダイヤモンドの辞任が銀行と国家のために正しい決定だとし、歓迎の意思を表した。 オスボーン長官は「バークレーズは銀行の役割に忠実であるとし責任者論難で動揺してはならない」と強調した。

 バークレーズの会長と最高経営者が辞任したが、ライボー操作波紋が簡単には静まりそうにない。 <ニューヨーク タイムズ>はダイヤモンドをはじめとして銀行経営陣が金利操作で一定の役割を担当し、このような慣行をほう助したと報道した。 これに伴い、英国下院が4日と5日それぞれダイヤモンドとエイジアース会長を出席させて行う聴聞会で議員らと経営陣の間に激しい攻防戦が交わされると予想される。

イ・ヨンイン記者 yyi@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/540883.html 訳J.S