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釜山港 車両運行 30% 減少…‘物流 非常’

原文入力:2012/06/25 20:24(1562字)

←民主労総公共輸送労組 貨物連帯本部が運送を拒否し全面ストライキに突入した25日午前、京畿道(キョンギド)、儀旺市(ウィワンシ)、儀旺内陸物流ターミナル前の交通信号管制塔に上がったイ・ボンジュ貨物連帯ソウル京畿支部長が標準運賃制争取と労働基本権保障などを要求して高空示威を行っている。 リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr

蔚山コンテナ処理 通常の60%水準
貨物連帯 ソウル・蔚山支部長 高空籠城

 貨物連帯労組員が25日全国各地で貨物車とトレーラを止めストライキに入ったことにより港湾・物流基地などで‘物流非常’が起きた。 この日は物流に大きな支障をきたさなかったものの、ストライキが長期化すれば、物流大乱が予想される。

 貨物連帯釜山支部労組員600人余りはこの日午前、全面ストライキ出征式を開き集団運送拒否を始め、パク・ウォンホ釜山支部長は釜山新港国際ターミナル内の高さ50mの船舶案内用鉄塔中間に上がり高空籠城に入った。 この日、釜山港を行き来するコンテナ車両2000台余りの内、600台余りが運行を止めた。 一日1万台余りに達する車両運行量は普段より30%以上減少した。 これに伴い、釜山港コンテナ埠頭の蔵置率(野積場にコンテナが積まれている比率)が高まっている。 午前9時現在の釜山港全体の蔵置率は前日の同じ時刻52.4%と同等の52.5%を示したが、一部コンテナ ターミナルでは埠頭蔵置率が60~70%に達した。 蔵置率が85%水準になれば貨物の搬出入が不可能になり港湾機能が事実上麻痺する。 釜山地方海洋港湾庁はストライキ初日なので運送に支障をきたしてはいないが、ストライキが長期化すれば物流大乱が起きる可能性が高いと見ている。

 蔚山支部労組員130人余りも車両を駐めて蔚山南区、斗旺路近隣の公園で決意大会を開いた。 蔚山、温山(オンサン)港と蔚山(ウルサン)新港のコンテナ処理量は通常の60%水準に下がったが、大きな支障をきたすことはなかった。 慶南(キョンナム)支部労組員1320人余りは7ヶ所に分かれて広報活動を繰り広げた。

 貨物連帯光陽(クァンヤン)港コンテナ支部労組員も光陽港港湾道路にトレーラ250台余りを駐めストライキに入った。 光陽港コンテナ埠頭、麗水(ヨス)国家産業団地、光陽製鉄関連団地と霊岩大仏(ヨンアムテブル)・順天(スンチョン)栗村(ユルチョン)産業団地を行き来する貨物車の運行がほとんど中断された。 首都圏物流の70%を処理する京畿(キョンギ)儀旺市(ウィワンシ)内陸コンテナ基地(京仁(キョンイン)ICD)では組合員200人余りが午前にストライキ出征式を開き、イ・ボンジュ ソウル京畿支部長が高さ30m余りの交通管制塔に上がって無期限高空籠城に入った。 このコンテナ基地の運送物量は一日平均5600余TEUだ。 ストライキを予想して物量が午前7時以前に抜け出たため、この日は大きな運送支障をきたすことはなかった。 仁川でも労組員400人余りが仁川、中区、港洞(ハンドン)でストライキ出征式を開いた。

 警察は労組員と非組合員の摩擦を考慮して、光陽~麗水を運行するコンテナ貨物700個をパトロールカーで護衛し、船舶用非常発電機を積んだトレーラを全北(チョンブク)、群山(クンサン)から慶南(キョンナム)、巨済(コジェ)まで護送した。

 釜山、光陽、儀旺/キム・グァンス、チョン・デハ、キム・キソン記者 daeha@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/539546.html 訳J.S