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在来市場商人 "お客さん増えたのに…青天の霹靂" 虚脱感

原文入力:2012/06/24 20:43(1999字)

←込み合ったマート(上)…閑散とした市場(下)
大型マートの営業制限措置が違法だという判決が下された後、初めての日曜日である24日昼、ソウル、江東区(カンドング)、千戸洞(チョンホドン)の千戸市場(写真)で商人が閑散とした市場通路に出てきて判決について話し合っている一方、近所のある大型マート売り場にはお客さんで込み合っている。 イ・ジョンア記者 leej@hani.co.kr






大型マート日曜営業再開‘二つの表情’

市場はマートの休日に合わせて割引行事 準備
それなりに希望を持って商売をしてきたが
裁判判決にお客さん急に途切れ‘閑散’

マートは顧客‘ザワザワ’売上も伸び
協力会社側 "月給減らされていたが良かった"
職員 "家族と共に過せず残念"

 24日午後、ソウル、江東区(カンドング)、城内(ソンネ)2洞の城内市場。入口に懸かっている‘日曜日割引セール’お知らせ横断幕がきまり悪そうなほど市場は閑散としていた。 ここはイーマート千戸店から歩いて5分余りの距離にあり、周辺に企業型スーパーマーケット(SSM)4ヶ所も営業している。 そのために、去る22日ソウル行政法院の判決で江東区と松坡区の大型マートと企業型スーパーマーケットがこの日一斉に日曜営業を再開したことにより直撃弾を受けた。

 この市場で花屋を営む商人会長パク・ハンギュ氏は「1ヶ月に2回大型マートが休業したことで、それなりにお客さんがちょっとは増えたし、商人たちも希望を持ったが、青天の霹靂だ」として「二日前から割引セールをニュースで知らせて、今日は午前6時から市場に出てきたが、まだお客さんが訪れた店もない」と声を高めた。 城内市場は350mの長さに90余りの店舗が商売をしていて、周辺にアパート団地もあり、立地条件が良く見えたが、この日は指折り数えられるほどお客さんが少なかった。

 実際に記者が30分程、市場のまん中で見守ったが、周辺店数十ケ所の中でお客さんが訪れた店はたった1ヶ所だけだった。 この市場で乾物店を営むイ・ヨンマン氏は「干し鱈を割引販売しようと準備したが、お客さんが来ないのでは意味がない。 大型マート日曜休業が再開されなければ、削髪したり鉢巻きを締めて街頭に出て行くなりしなければならない時」としてため息を吐いた。

 江東区、吉洞(キルドン)の吉洞市場はホームプラス江東店と1kmほど離れていて、城内市場よりはまだしも事情が良かったが、商人の虚脱感は大きく変わらない。 特に商人が大型マート営業制限を契機に共同クーポンと案内ビラを作り、来月8日には大規模割引行事も準備するなど生き残りのために努力しているところに、義務休業中断決定が下され大きく失望していた。 この市場で餅屋を営むパク・ソンボ氏は「商人たちがさあお客さんをちょっと呼んでみようとして奮起していたが、希望が打ち砕かれたよう」とし「霊光イシモチをソウル市商人連合会が行事用に市場に送ったが、お客さんが来なくて売ることもできずにそのまま冷凍室に入れた」と話した。

 中小商人興し全国ネットワークと全国流通商人連合会はこの日、イーマート千戸店前で記者会見を行い「流通大企業は行政法院の判決を歪曲するな」と主張した。 これら団体は 「裁判所は手続き上の問題点を指摘したに過ぎず流通産業発展法改正案の趣旨は十分に認めた」として「流通財閥はこの法の公益的趣旨を尊重するならば、既存の第2、第4日曜義務休業措置を自律的に続けなければならない」 と要求した。

 この日営業を行った江東区と松坡区地域の大型マートと企業型スーパーマーケットはお客さんで混みあっていた。 先週金曜日午後に突然正常営業方針が決定されたが、イーマート明逸店の場合、去る17日日曜日に比べて売上がむしろ14.6%増えた。 イーマート千戸店もこの日午後、新鮮食品を販売する地下売り場で長い列を作って会計をしなければならないほど盛況だった。

 休日営業の再開と関連して大型マート労働者の反応は交錯していた。 ホームプラス江東店の即席おかず売り場で働くキム・ボンレ氏は「私たちのような協力業者職員は日曜日に休めば月給が削られるなど損害が大きい」として「再び仕事ができることになり良かった」と話した。 同じ営業店の水着売り場で非正規職として働くチョ・インスク氏は「去る4月から2週に1回ずつ日曜日に休んで家族と一緒に過すことができて良かったのに、もうそうはできなくて残念」と話した。

キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/539363.html 訳J.S