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ハーバード大学 観光客が必ず立ち寄る書店の秘密

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/539060.html

原文入力:2012/06/22 11:30(824字)

[99%の経済]‘1ドル出資’で建てたハーバード大協同組合

昨年500億稼ぎ12億を配当金に

 米国、ボストンのハーバード大学を訪れる観光客が必ず立ち寄る所がある。 入口の両脇に真っ赤な土台の‘協同組合’(The Coop)ロゴがひるがえっている、米国の大学で最大規模のハーバード書店だ。 4階建て建物にはハーバード模様がついた各種衣類と記念品が並んで置かれていて、きれいで広いカフェも印象的だ。

 観光名所となったハーバード協同組合売場は1882年に財布が寂しい学生たちが1ドルずつを出資して建てた。高価な専攻書籍と学習道具を少しでも安く購入するためであった。 組合員の出資金は130年が過ぎた今でも1ドルであり、教職員と卒業同窓も1ドルさえ出資すればいつでも組合員になることができる。 1916年には近所にキャンパスを移したMITの学生たちも参加した。

 6ヶの売り場を率いたハーバードとMIT協同組合の昨年度売上は何と4332万2622ドル(約500億ウォン)に達した。 費用を引いて残った収益から108万ドル(約12億4000万ウォン)を組合員に配当金として戻した。 各組合員の配当金額は協同組合原則により年間購買実績に比例して策定された。 昨年協同組合で物品を購入した組合員が計3万5000人であり配当率が8.5%であったので、10万ウォンを購入した学生は8500ウォンを返してもらった。

 協同組合は組合員配当以外に100万ドル以上を2つの大学に提供した。 ブランド使用料と寄付金などの名目だった。 協同組合の寄付金は貧しい大学生の奨学金と学生活動支援に使われた。

キム・ヒョンデ先任記者

原文: 訳J.S