原文入力:2012/05/02 20:13(999字)
今月中に交渉開始宣言
韓国と中国が自由貿易協定(FTA)交渉開始を公式宣言した。両国は開城工業団地での生産製品に特恵関税を賦課する内容を協定に含ませることで事前合意した。
パク・テホ外交通商部通商交渉本部長と陳德銘 中国商務部長は2日、中国北京で通産長官会談を持った後、韓-中自由貿易協定交渉開始を宣言して、5月中に最初の交渉を始めると明らかにした。
両国は共同声明で「両国が指定する域外加工地域で生産された製品に特恵関税を付与する条項を協定文に含めることに合意した」と明らかにした。 チェ・ソクヨン自由貿易協定交渉代表はこの条項について「開城工業団地を含む韓半島内の域外加工地帯を指し示すこと」とし「経済的効果とともに南北関係改善、北韓の改革開放を誘導する上で非常に効果的であると期待する」と説明した。 韓国が自由貿易協定の交渉開始前に相手国と開城工業団地に対する特恵関税付与に合意したことは初めてだ。 開城工業団地が域外加工地域として認定されれば、開城工業団地での生産製品を中国に輸出する場合、韓国産と同じ関税恩恵を受けることができる。
両国は協定で打撃を受けることになる自国内の敏感分野保護のために交渉を1・2段階に分けて進めることにした。 1段階交渉で敏感品目の保護方式と分野別交渉指針などを先に合意した後、2段階で全面的交渉を進める。 チェ交渉代表は「1段階で両国が望む合意ができなければ2段階交渉を進めないことにして安全装置を確保した」と明らかにした。 韓国は農水産物分野、中国は自動車・石油化学などを敏感分野と見ていて、今回の交渉の最大難題になると予想される。
陳德銘 中国商務部長は 「5月に最初の交渉を行い、個人的には2年以内に交渉を完了できることを希望する」と語った。 しかし、わが国政府は交渉終結時点に関する事前合意はなく、終結時点にしばられはしないという立場だと知らされた。 両国は去る1月の首脳会談で早期に自由貿易協定交渉を始めることに合意した経緯がある。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr
原文: 訳J.S