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農民団体 "10年間で2兆ウォン被害 推定…全面闘争"

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/531010.html

原文入力:2012/05/02 20:45(914字)

中小製造業 "産業空洞化 予想" 繊維業界 "赤字4億ドル増える"

 韓-中自由貿易協定(FTA)推進に対して農業界と中小製造業者側ではすでに強い憂慮の声を上げている。

 農民団体は政府側に韓-中FTA交渉の中断を要求している。 最近、米国牛の狂牛病発生事態と重なって、農民の感情は極端に悪くなっている。全国農民会総連盟のイ・デジョン政策委員長は「政府が被害当事者である農民とのコミュニケーションが全くせずに韓-中FTAを一方的に押しつけている」とし「全面的な闘争に立ち上がる」と声を高めた。

 韓国農村経済研究院は米を除くすべての農産物の対中国関税を撤廃する場合、10年後にわが国の農業生産額は最大2兆3585億ウォン減ると推定している。 韓-米FTAの生産減少推定額である年間8800億ウォンの3倍に近い数値だ。 イム・チョンビン ソウル大教授(農業経済社会学部)は最近の‘韓・中FTA交渉に対応した農業部門対応戦略’報告書で、中国産に比べて韓国の果物類は7.4倍、穀物類は5倍、野菜類は5.7倍も高いと明らかにした。

 中小企業側では産業別に期待と憂慮が交錯しているが、中国産の輸入増加で低付加価値工業製品を主に生産している中小製造業者と繊維業界は打撃が侮れない展望だ。 キム・テファン中小企業中央会通商振興部長は「国内工場の中国移転による産業空洞化現象・失業率増加などが予想され、繊細なアプローチが必要だ」と語った。 特に繊維業界では韓-中FTAが現実化すれば対中繊維貿易赤字規模が増え、韓-米、韓-ヨーロッパ連合FTA発効で期待した輸出増加効果が相殺されると見ている。 産業研究院は韓-中FTAで繊維分野関税が全面撤廃される場合、繊維貿易赤字幅が4億ドル増えると展望した。 キム・ヒョンデ先任記者、キム・スホン、クォン・オソン記者 koala5@hani.co.kr

原文: 訳J.S