原文入力:2012/04/05 08:17(1539字)
三星電子・電気 職員 不法携帯電話購入・伝達…三星物産 常務を調査
‘イ・ジェヒョン CJグループ会長を尾行し業務を妨害した’としてCJグループ側が三星物産職員を告訴した事件を捜査中の警察が、尾行に使われた不法携帯電話を三星電子と三星電気の監査チーム所属職員が購入・伝達していた事実を把握したことが4日確認された。 これは「(三星物産の)職員が獎忠洞(チャンチュンドン)の新羅ホテル近隣敷地の活用方案を作るために見て回っただけで尾行ではなかった」という三星側の既存釈明を覆すもので、三星がグループ次元で尾行に介入していたと疑われる情況だ。
警察関係者はこの日「最近三星電子監査チーム ナ・某次長が尾行に使われた不法携帯電話を購入した事実を把握して、ナ次長を被告訴人身分で召還調査した」として、また、ナ次長が購入した不法携帯電話を三星物産職員に伝達したと疑われる三星電気監査チーム イム・某部長に対しては書面調査を行った」と明らかにした。
警察が尾行に直接加担した疑いでキム・某(42)次長など三星物産監査チーム所属職員4人を召還したのに続き、三星電子と三星電気の監査チーム所属職員まで調査することにより、捜査の焦点がグループ次元の組織的介入側に拡大しているということだ。
警察による調査の結果、ナ次長は三星物産監査チーム職員が尾行に使った不法携帯電話5台を直接購入していたことが分かった。 ナ次長は不法携帯電話を買いに行き‘発信電話番号非表示’オプションを要求するなど用心深く行動し、これに疑いを持った販売者が彼らの乗用車ナンバープレートを撮影しておいた事実が捜査過程で明らかになり、首根っこが捕えられたと伝えられた。 警察は彼らが購入した5台の不法携帯電話の内4台は尾行をした三星物産職員4人が分けて使い、残りの1台は彼らを‘指揮’した誰かが使ったものと見ている。
警察は不法携帯電話の発信基地局を追跡した後、イ・ジェヒョン会長の出勤動線などと比較して、三星物産職員の尾行事実を把握した。 ソウル、獎忠洞自宅-筆洞(ピルトン)インファ院-CJ本社にいたるイ会長の出退勤動線が不法携帯電話の発信基地局照会結果と相当部分で一致したということだ。 警察関係者は 「CJ南山(ナムサン)本社の向い側にあるSTX本社建物の防犯カメラ(CCTV)録画テープなども提出させて分析したが、三星職員が尾行に利用したことが明らかになったレンタカーに乗って行き来する場面が記録されていた」と話した。 彼らはレンタカーを借りるに際しても三星物産の法人カードを使っていたことが分かった。
警察は尾行に直接加担した三星物産監査チームを担当するキム・某常務も先月30日に召還調査した。 警察関係者は「キム常務が尾行に直接加担した職員の直属上司なので、尾行を指示したか、さらに上層部が介入したかを集中調査した」と明らかにした。
これに対して三星はナ次長とイム部長がそれぞれ三星電子と三星電気監査チーム所属であることを認めながらも 「2人が不法携帯電話を購入した事実は全く知らなかった」と話した。 また、三星は 「三星物産監査チーム キム常務の召還調査も初耳」とし「三星は(尾行事件に対して)一切の言論対応をしないことにした」と付け加えた。
ユ・ソンヒ、チョン・ファンボン記者 duck@hani.co.kr
原文: 訳J.S