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SKハイニクス、エルピーダ 引き受け 熱望

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/526078.html

原文入力:2012/03/30 19:05(1036字)

入札提案書 出す…成功すればDRAM市場1位三星(サムスン)と格差10%以内に

 SKハイニックスが日本エルピーダの引き受けに乗り出した。 ハイニクスがエルピーダを買収すればDRAM市場占有率が35%に高まり、DRAM1位業者である三星(サムスン)電子(44%)との格差が大幅に減る。 エルピーダはDRAM価格の下落にともなう実績悪化に耐えられず売却が推進されている。

 ハイニクスはエルピーダ売却を主管する野村に入札提案書を出したと30日明らかにした。 米国マイクロンと日本東芝もこの日、入札提案書を出したことが分かった。 ハイニクス関係者は「エルピーダはモバイルDRAMとTSVパッケージング分野で進んだ技術を持っている」として「急速に拡大しているモバイルDRAM市場を狙って引き受けに出た」と説明した。 この関係者は 「使用可能な現金が7兆ウォンほどになり、今年の投資分4兆ウォンを除いても十分に引き受け余力がある」と付け加えた。

 どの業者がエルピーダを買収するかによりDRAM業界の構図が大きく変わりうる。 ハイニクスが買収すればDRAM業界が‘1強(三星電子) 2中(ハイニクス・マイクロン) 3弱(エルピーダ・NANYA(台湾・パワーチップ)’から‘2強1中2弱’構図に再編される。 業界関係者は「現在DRAM市場占有率は三星電子が44%でハイニクスが23%程度」として「ハイニックスが市場占有率12%を持つエルピーダを買収すれば、三星電子と競争できる業者にあがりうる」と評価した。 マイクロンが持っていけばハイニックスと同等の市場占有率を持つことになり、DRAM事業をしていない東芝が占めれば現在の体制がそのまま維持される。

 業界ではハイニクスが競争業者を牽制するためにエルピーダ引き受け戦に飛び込んだという分析も出てきている。 ある証券会社アナリストは「エルピーダの身代金を高くして引き受け戦に出た競争企業等の負担を大きくする戦略でもある」として「実態調査過程で価格が高いとかシナジー効果が落ちるという理由を上げて手を引くこともありうる」と指摘した。

キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

原文: 訳J.S