原文入力:2012/03/29 11:24(1785字)
同伴成長委員長辞退 "大統領選挙出馬に関しては今度話す"
チョン・ウンチャン同伴成長委員会委員長が29日電撃辞退した。
チョン委員長は29日、同伴成長委員会14次会議が終わった後、ソウル パレスホテルで記者会見を行い発表して「今日でこの席を離れることにする」として「国民の暮らしに歩み入って富者と貧者、首都圏と地域、大きくは南と北が同伴成長できるよう努力する」と明らかにした。
チョン委員長はその間自分なりに成果もあったし誤解もたくさん受けた」として「これ以上この席を守ることに意味がなく、同伴成長に対する大統領と国民の関心を喚起させるために今辞退することが最善だと考える」と語った。
彼は「同伴成長委を去るが、所信には変わることがなく社会の隅々に同伴成長の価値が広がらなければならないと信じる」として「私たちの社会の発展に必要ならばいかなる役割でも、どんな方式ででも最善を尽くす」と明らかにした。
チョン委員長は全国経済人連合会(全経連)等の大企業集団と政府に対しても強い遺憾を表明した。
チョン委員長は「全経連は生まれ変わらなければならず、必要に応じて発展的解体を考えてみなければならない」として「現在の財閥は自らの利益のためならば企業哲学をゴミ箱に投げ入れることもはばからない」と話した。
引き続き「大企業が産業化時期に経済発展に寄与したことは認めるが、多くの大企業は過去独裁権力との癒着で図体を大きくした」として「その保護膜が消えると全経連という保護膜を作った」と指摘した。
彼は「現政権に厳正に促す」として「非正規職と失業増加、中小企業と自営業者の没落、増える家計負債、その裏面にある正当でない富の世襲を見なければならない」と強調した。 更に「私たちの社会はごく少数だけのための社会になった。 ところが政府は'市場の自律'という言葉で不当な市場支配力を放置している」と声を高めた。
チョン委員長は「大企業の利益の中には協力中小企業の苦痛分担が含まれているが、その補償を十分に受けられなくなっている」として「自然にその利益が協力企業に流れるよう誘導すれば私たちの経済の活力伝播ができると考えたし、それで利益共有制を提案した」と話した。
「私は同伴成長を大企業のパートナーだと考えた」として「だが、大企業は協力業者と超過利益を共有するとは教科書にもないとして反発し、ポピュリズムとも言い、財閥総師が犯罪を犯しても企業家精神を阻害してはならないと脅した」と明らかにした。
チョン委員長は「大企業はもちろん政府も社会的共生のために何事もしようとしない」として「同伴成長を歪曲するこのような現実の中では委員会が中途半端にならざるを得ないという限界を感じた」と辞退決心の背景を明らかにした。
彼は「富の振り子が傾けば社会葛藤が爆発し、両極化が激しくなれば民主主義の危機が訪れる」として「共生しなければ共倒れになる。 今は同伴成長が時代精神であり、私たちが追求しなければならない未来指向的価値の中でそれ以上に重要なことはない」と繰り返し強調した。
チョン委員長は現政権に対して「政府は同伴成長の時代精神を実践するために真正性をもって決然とした意志を見せるべきだ」として「中身のない政策を通じてどうして共感を得られようか。 時代精神を回避した政府が成功した例は見たことがない」と強く叱責した。
チョン委員長はこの日の記者会見後、質疑応答を持たず、記者たちが「大統領選挙に出馬するか」,「今後の計画は何か」と質問すると「今度答える」として直ちに車に乗った。
チョン委員長は最近李明博大統領に会って同伴成長委員会に対する支援を要求したが肯定的な答を聞けず、以後辞退を熟慮してきたと伝えられた。
同伴成長委関係者は「チョン委員長が辞退に先立ち職員に特別な言及をすることはなかった」として「ただし去就に対する悩みを続けてきたし28日内部的に辞退意思を明らかにした」と説明した。【ソウル=ニューシス】
原文: 訳J.S