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‘何もせず休んでいる’ 20・30代 56万人

原文入力:2012/02/20 20:46(1059字)

先月、全体では201万人 最多
20代 5.4%・30代 2.8%へ急騰

 ハン・ミンホ(仮名・33)氏は‘失業者’だ。 両親の家で暮らし生活費を貰って使っている。大学卒業後、何度か就職の門を叩いたが失敗して、2年を越えて特別な求職活動をせずに過ごしている。 ハン氏は「アルバイトを少しはしたが正式に就職をしてはいない」として「近い将来、お金を貯めて外国に出る計画」と話した。

 働き盛りの年齢である20~30代の中で‘何もせず休んでいる人’の比率が増えている。 高齢化に若い層の就職放棄現象まで重なり経済活力が落ちているという憂慮が出ている。

 20日、統計庁の1月雇用動向を見れば、大きな病気や障害がなく求職や育児、家事などをせずに‘休んでいる人口’が201万5000人に達した。 2003年に関連統計を出し始めて以来の最大値だ。引退などの理由で60才以上(71万9000人)老齢層が最も多かったが、20代と30代の数も少なくなかった。

 20代の休んでいる人口は33万7000人で20代人口全体(624万5000人)の5.4%を占めた。 20代の19人に1人が特別な理由なく休んでいるということだ。 2010年11月以後、前年同月対比の休んでいる人口が15ヶ月連続で増え、昨年11月からは3ケ月ごとに2桁の増加率を示している。30代では22万5000人で30代人口(795万1000人)の2.8%であった。 30代の休んでいる人口も7ヶ月連続で2桁の増加率を記録中だ。 ソン・ソンホン統計庁雇用統計課長は「天候や正月連休などが影響を及ぼしたようだが、より明確な要因は出てきていない」として「もう少し見守らなければならないだろう」と話した。

 休む若年層が増えながら国内でも先進国や日本のように仕事をせず仕事をする意志もない青年無職者である‘ニート族’が増加しているという観測が出ている。 イム・ウンテク啓明(ケミョン)大教授(社会学)は「学生たちの目の高さはかなり低くなったが、満足な働き口が生まれていない」として「就職準備期間がますます長くなり最初から求職を放棄するケースが増えているようだ」と話した。

チェ・ヒョンジュン記者 haojune@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/519970.html 訳J.S