本文に移動
全体  > 文化

"地球 6回目の大絶滅が始まった"

原文入力:2011-03-04午後08:55:12(1020字)
バークレー大研究チーム "500年間に哺乳類80種が消えた"

イ・ポニョン記者

←米国、カリフォルニア州のソルトン湖。 降水量と水の流入が減った反面、富栄養農業用水が流れ込み魚が全滅した。(ケルト ルードビッヒ)

地球で6回目の大絶滅が始まったと見られ、今回は人間が主犯という研究結果が発表された。
米国カリフォルニア大バークレーキャンパス研究チームは哺乳類の絶滅推移観察を通じてこういう結論を下したと去る2日、科学ジャーナル<ネイチャー>に載せた論文で明らかにした。大絶滅は地球上に動物たちが本格的に出現し始めた5億4000万年前以後 5回あった。

研究チームは 「大絶滅の基準を高く捉えても現在の哺乳類絶滅傾向は過去の大絶滅傾向に匹敵すると見られる」と明らかにした。 化石証拠分析により普通100万年に2種が消えていることが明らかになった哺乳類が、去る500年間には5570種の内 80種も絶滅したとのことが研究チームがこういう判断を下した根拠だ。研究を率いた生物学者アンソニ バノスキーは 「6回目の大絶滅が早ければ300年から2200年以内に(本格的に)現実化される可能性がある」と話した。

大絶滅は生物種の75%以上が消える激変をいう。生態系を焦土化し また別の世界の創造につながった大絶滅は今まで火山活動やすい星衝突など自然的原因で発生した。最も最近の事例として恐竜を絶滅させた6500万年前の白亜紀の大惨禍はメキシコ、ユカタン半島に衝突したすい星が原因だった。

研究チームはしかし、今回は動物棲息地の破壊と乱獲、地球温暖化、ウイルス伝播など人間活動が原因だと見られると指摘した。ヨーロッパ人たちが地理上の大発見を通じ全域に広がり始めた時と哺乳類絶滅が急速化された時点が合致する。絶滅危機種の実態を把握している国際自然保護連盟は、現在 生物種の33%が危機に処していると判断している。

研究チームはただし、こういう結論には190万種に及ぶ生物種の内の3%ほどに過ぎない哺乳類だけを観察した結果という限界があると説明した。

イ・ポニョン記者 ebon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/466591.html 訳J.S