原文入力:2010-12-01午後09:50:16(1334字)
"衝撃的影響を与える宇宙生物学的発見"
学界 推測 続出…懐疑的雰囲気も
チョ・イルジュン記者
←米国航空宇宙局(NASA)が米東部時刻で2日午後2時(韓国時刻 3日明け方4時)外界生命体発見と関連した重大発表を予告し、全世界の関心を集めている。NASAはホームページ(写真)に "宇宙生物学に大きな影響を与える発見" という説明の他には具体的情報を全く公開していない。NASAホームページ キャプチャー
外界生命体(エイリアン)が地球に姿を現すのか。
米国航空宇宙局(NASA)が2日(韓国時刻 3日明け方4時)記者会見形式で‘重大発表’をすると去る30日に予告し、発表内容に関するあらゆる推論が続出している。
現在与えられている端緒は "外界生命体の証拠を探索する努力に‘衝撃的影響’を与える宇宙生物学的発見" というNASAの予告だけだ。NASAは自らのウェブサイトにあげたこの発表で "宇宙生物学は宇宙生命体の起源、進化、分布、未来に対する研究" だとし、"(記者会見場には)海洋学、生物学、環境学分野の研究者5人もパネリストとして参加する" と付け加えた。この日の記者会見は<NASAテレビ>とウェブサイトで生中継される予定だ。
<サイエンス ドットコム>、<The Examiner>等を含む米国科学専門メディアは招請されたパネリストから推し量り "水と関連した進化した生命体や水生バクテリアが公開されるのではないか" という推察をはじめ、色々な推測を出している。米国放送<CBS>は‘NASAの最新ET探索に好奇心増幅’という題名のオンライン記事で "宇宙生命体の可能性を研究してきた科学者たちが少なくない分量の過呼吸(hyperventilation)有機体を出すだろうという観測がインターネットを熱くしている" と伝えた。
科学界ではNASAが予告した発見と関連して‘3つの理論’に注目した議論が出てきている。一つは土星の衛星の一つである‘レア’で最近、酸素と炭素化合物が発見された事実に基づいた生命体存在論だ。2番目は土星に光合成をするバクテリアがいるという化学的証拠に基づいた推定だ。最後に有機呼吸をする生命体存在方式の新しいモデルだ。‘緑色エイリアン’写真のような空想は差し置いても、有機体が生命を維持するために必要とする環境ないし条件は私たちが知っているものと全く違う方式がありえるということだ。
米国の一部では "NASAの外側にいる人々は、NASAがこの日どんなものを出すのか分からないため、懐疑的な雰囲気も相当ある" という反応もある。それでも、先端宇宙科学が持続的な発展と一定の成果を上げている点に照らして、NASAの2日の発表が‘ブロックバスター’水準ではなくとも、ひとまずは見守る価値があるという期待が高まっている。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/science/science_general/451636.html 訳J.S