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[オ・チャンソプの看板に見る世の中] 喫茶店は鏡だ!

原文入力:2010-03-03午後06:24:34(453字)

西帰浦市,表善(ピョソン)の‘友情茶房’

喫茶店は日帝強制占領期間に出現したと伝えられている。一時、この空間の主人公は近代を指向する芸術家や知識人たちだった。彼らは蓄音機から流れる音楽を背景にコーヒーを飲み、たちこめる紫煙の中で芸術と人生を詠った。コーヒーに代表される西欧的嗜好を消費し、自らをナルシス的な視線で眺め満足する人生の群像たちが位置する空間! 喫茶店は先端の近代が呼吸する空間であり、非日常を日常とできる人々の空間だった。しかし時間は喫茶店の顔にあらゆる否定的な意味を上塗りした。今日喫茶店に華麗だった過去の痕跡を探すのは容易なことでない。喫茶店は鏡だ。華麗な現在、変わりそうにない現在の未来を見せてくれる鏡だ!

オ・チャンソプ建国大デザイン学部教授

原文: https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/407886.html 訳J.S