原文入力:2009-09-25午前07:00:13
NASA 探査衛星 資料分析‘水素+酸素’化合物検出
チョ・イルジュン記者
←満月. 韓国天文研究院提供
月表面のあちこちで水の存在を裏付ける兆候が相次ぎ発見された。
40年前に人類は月に初めて手が届き月の石を地球に持ってきたが、今まで水の存在有無を立証することはできなかった。当時、月の石を入れたコンテナに隙間ができ、地球の大気に汚染されたためだ。しかし最近それぞれ別の3ヶの月探査衛星が送ってきた観察結果は月表面全域にわたり水が存在するという‘疑う余地のない証拠’だと<スペースドットコム>が23日(現地時間)米国航空宇宙局(NASA)の分析を総合して報道した。
最近数年間、月の両極地域で地下氷層の兆候が発見されたりしたが、表土層に吸収されず表面で水の痕跡が発見されたのは初めてだ。月表面に水の存在が最終確認された場合、水素エネルギー生産等を通した永久宇宙基地建設の実現可能性がより一層大きくなる。
NASAは先月寿命が終わったインドの月探査衛星チャンドゥラヤン1号が収集した月表面の光波長資料を分析し、水または水酸基(水素-酸素化合物)を検出した。科学者らはまたNASAの土星軌道衛星カッシーニ号が10年前に月に近接飛行した当時の記録を再調査し、月表面に水や水酸基があるということを確信することができるという結論を下した。彗星探査船のディップインパクト号も去る6月に近接飛行を行い推進力を得る過程で北緯10度上方の全地域で水と水酸基の存在を探知した。
科学者らは月に生成された水は△月表面自体に含まれたハイドレート(水酸化物)の化合物であるか△太陽風と月表面物質らの相互作用の結果など、2類型である可能性が高いと見ている。太陽風は太陽から宇宙空間に降り注ぐ電子,陽性子,ヘリウム原子核などの粒子の流れだ。
NASAは近い将来こういう事実を公式発表する一方、来月9日には月衝突衛星体‘エルクロス’を月の南極圏の噴火口に衝突させた後、ホコリ破片を分析し構成物質の成分と水の存在有無を確認する予定だ。
チョ・イルジュン記者iljun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/378647.html 訳J.S