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テニス全豪オープン準決勝、チョン・ヒョン「フェデラーは強すぎた」

登録:2018-01-27 08:13 修正:2018-01-27 08:23
「最後までやろうとしたが、傷が治らず 
負傷せずにシーズン終えるのが次の目標」
チョン・ヒョン(右)が26日、全豪オープン準決勝で足裏のけがにより棄権した後、ロジャー・フェデラーと手を取り合っている/聯合ニュース

 26日、初の全豪オープン準決勝の試合を棄権で終えたチョン・ヒョンの表情には悔しさがにじみ出ていた。試合後のインタビューで彼は「すでに5試合を行って肉体的・精神的に辛かったうえに、準々決勝の試合後、足の裏の負傷が回復せず、試合が困難だった」とし、「特に今日の状態はもう歩けないほどだった」と話した。さらに、全豪オープン個人で通算7度目の優勝を狙うロジャー・フェデラー(世界2位・スイス)の壁があまりにも高かった。チョン・ヒョンは「フェデラーのボールがあまりにも速くて強く、(負傷したまま)追いつくのは難しかった」と試合を振り返った。

 しかし、チョン・ヒョンは今大会の結果に少なからぬ意味を与えた。彼は「グランドスラム準決勝に進出し、ノバク・ジョコビッチ、フェデラーのような偉大な選手たちを相手に本当に良い経験をした」とし、「来年はもっと強くなって帰って来たい」と評価した。彼はさらに、「一応グランドスラムの最高成績と韓国選手として最高世界順位という二つの目標をかなえた。次の目標は負傷せずに無事にシーズンを終えること」と話した。

 対決したフェデラーの評価も良かった。この日、場内アナウンサーであり「テニス界の伝説」であるジム・クーリエがオンコート・インタビューで「チョン・ヒョンが革命に近い試合力でシーズンを始めた」と声をかけると、フェデラーは「チョン・ヒョンは一次元高いレベルの試合力を備え、この前彼がジョコビッチなどにどうやって勝ったか、わかるような気がした」と誉めた。彼はさらに「2セットめからチョン・ヒョンが水疱と戦いながらスピードが遅くなっていると気づいた。決勝に進出して嬉しいが、(チョン・ヒョンの負傷で勝つことになった)このような形は期待していなかった」と述べながらも、「足裏の水疱はひどい苦痛が伴うのに、チョン・ヒョンは試合中に非常に落ち着いた様子を見せた」と評価した。同時に彼は「チョン・ヒョンは間違いなく男子テニス『トップ10』に入るだろうし、もっとすごい選手になるだろう」と期待した。

ホン・ソクジェ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/829618.html韓国語原文入力:2018-01-26 23:01
訳M.C