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旧 光化門酒場 掛売り帳簿にチン・ニョム,チェ・ブラム…

原文入力:2009-07-28午後10:31:20
ソウル歴史博物館 30日から‘裏路地風景’展示会
写真・映像・舞台施設などで600余年変遷史 再現

ソンチェ・ギョンファ記者

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光化門一帯の裏路地風景が再現される。特に1910年から1978年まで営業していた有名酒屋の‘社稷路地 テモリ(ハゲ頭)屋’の外商帳簿が30年を経て世の中に初お目見えする。
ソウル歴史博物館は30日‘光化門年歌;時計を戻す’展を開き、30年前の光化門裏路地風景を再現する予定だと28日明らかにした。‘光化門年歌’展示会は8月1日の光化門広場竣工に合わせて企画されたもので、朝鮮時代六曹通りから600余年間に繰り広げられた歴史と文化,人々の変遷史を写真,絵,地図,映像物,舞台施設等を通じて見せてくれる。

特に1910年頃から営業され去る1978年に門を閉めた‘社稷路地 テモリ屋’の姿を再現し、舞台に展示して当時の外商帳簿を土台に映像物を製作し観客がその時代の雰囲気を直接感じられるようにする予定だ。社稷路地 テモリ屋は現在の社稷公園の向い側の‘風林スペース ボン’アパートの場所にあった酒場で、主メニューはマッコリとビンデトックなどだった。味も有名だったが周辺新聞社・放送局の言論人,文人,芸術家,政治家たちが多く訪れた所としてさらに有名だったと伝えられる。

‘社稷路地 テモリ屋’の外商帳簿は当時この店の常連だった劇作家チョ・ソンヒョン氏がテモリ屋の主人イ・ジョングン氏から前年受けとりこれまで保管してきている。ソウル歴史博物館は1950年代末から1962年までに作成された3冊の外商帳簿を展示する予定だと明らかにした。この外商帳簿を調べれば、50~60年代の酒場風俗図が分かる。掛売りの酒を飲んだ人の名前には‘弼雲洞ごろつき’,‘ハマグリ好きな人’というようにニックネームや習慣を書いたりもしたし、ツケを分割払いで返すこともできた。また未収金があったり明確な職場がなくともツケを認める事例もあった。

掛け売り帳には社会著名人々の名前が上がっている。放送人ではチェ・ブラム,イ・スンジェ氏,政治家ではチン・ニョム前副総理,文人ではパク・ジェサム詩人が目を引く。外商帳簿には機関と人の名前を並べて書くようにしたが、計71ヶ機関が記されていた。ソウル市庁をはじめ公共機関25ヶ,<文化放送>,<朝鮮日報>,<東亜日報>等の報道機関22ヶ,ソウル大,延世大,高麗大など学校16ヶ,朝興銀行など金融機関とその他4ヶなどだ。外商帳簿の内訳を見ると、職場を移った経路も把握することができる。例えば言論人コン・ソクハ氏は国都新聞から民族日報へ、更に京郷新聞に働き口を移りツケをしたことが分かった。‘光化門年歌’展示会は9月20日まで開かれる。

ソンチェ・ギョンファ記者khsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/368353.html 訳J.S