原文入力:2009-06-11午後08:20:16
ナロ宇宙センター竣工 7月末 ‘ナロ号’ 初発射
研究者 200人余り 最終準備
オ・チョルウ記者
韓国初の宇宙発射体 ‘ナロ号’(KSLV-Ⅰ)の発射日が来月末に近づいた中で、11日全南,高興のナロ宇宙センター(センター長 ミン・ギョンジュ)が ‘発射場準備完了’ を宣言した。
この日午後2時、ナロ宇宙センター組立棟前でイ・ミョンバク大統領とアン・ビョンマン教育科学技術部長官,パク・ジュンヨン全南知事,イ・ジュジン航空宇宙研究院(航宇研)院長など各界要人が参加した中で ‘ナロ宇宙センター竣工式’ が開かれた。建設が始まり8年半ぶりだ。これで我が国は自らの発射場を備えた13番目の国になった。
イ大統領は激励辞で「ナロ宇宙センター竣工で私たちの国力が一段階高まったことを世の中に知らせることになった」と祝った。イ・ジュジン院長は「ナロ号発射の後、1.5t級衛星を上げることができる ‘韓国型発射体’ (KSLV-Ⅱ)を純粋独自技術で開発し9年以内に技術自立を成し遂げる」と話した。
■宇宙発射自立国へ行く踏み台
ナロ宇宙センターには国内では初めて試みられる宇宙技術の装備・施設らが入った。発射台は ‘起立型’ で建設された。発射体を組み立て施設から発射台まで水平状態で移送し発射台に上げた後に立て起こし発射する方式だ。発射と飛行の安全を統制する発射統制所,発射体組立と試験評価を引き受ける組立棟,発射体位置を追跡するレーダーなどを備えた。宇宙センター建設には航宇研を中心に160余の産業体と大学研究所らが参加した。
政府は2018年までに1兆5千億ウォンをかけ国内独自技術で大型宇宙発射体を開発する予定だ。だが研究人材が非常に不足しているうえに、1段ロケットのようなロシアの核心技術を十分に受け継ぐことができず難関が多いだろうという展望もある。航宇研関係者は「発射体系の設計と試験評価,発射運営技術では大きい成果があり、韓国型発射体開発に役に立つだろう」と話した。
■近づく‘Dデー’ 準備 超緊張
竣工式以後にナロ宇宙センターは、より一層の緊張感に包まれるものと見られる。今まで模型発射体を使って発射システムを点検してきたが、今度は ‘実物’ を扱わなければならないためだ。このためにナロ号にのせられる科学技術衛星2号が大田韓国科学技術院から宇宙センターに12日移送され、ロシアの1段ロケットも今月中に国内に入ってくる。残った1ヶ月余りの間、国内研究者150人余りとロシア研究者70人余りが組立と衛星搭載,試験評価など最終作業を始めることになる。
ナロ宇宙センター/オ・チョルウ記者cheolwoo@hani.co.kr
原文: 訳J.S