本文に移動

[朝の陽射し] 朴槿恵、正修奨学会/チョン・ジェグォン

原文入力:2011/12/06 23:06(1800字)


正修奨学会問題でパク議員の疎通能力は不通水準だ
イ大統領より深刻


←チョン・ジェグォン論説委員


  2005年に‘パク・セイルとパク・クネ(朴槿恵)’という題名のコラムを書いたことがある。 ハンナラ党で一時政策委議長と代表として呼吸を合わせた二人の政治行路を比較した文だが、主目的は正修奨学会とのひもを放すまいとする朴槿恵議員を批判するところにあった。それから長い時間が流れたが、同じ主題の文を再び書くことになるとは思わなかった。 時計の針が完全に昔に戻った感じだ。

  数日前に起きた<釜山日報>事態はパク議員と正修奨学会(正修財団)問題が過去型ではなく現在進行形であることを新たに悟らせた。この新聞社の編集局は11月30日付に "(パク議員は)釜山日報株式持分を100%保有する正修奨学会を社会に還元しなさい" という記事を載せる予定だった。パク議員が有力大統領候補であるだけに新聞の公正性のために自身が理事長であった正修奨学会と釜山日報を完全に分離することが正しいという意であった。するとキム・ジョンニョル釜山日報社長は超強手で対抗した。 輪転機を止めた。キム社長にとってパク議員と正修奨学会は新聞発行中断を厭わないほどの‘聖域’だったわけだ。


  パク議員も断固としている。 6年前のように耳を塞いだ。 釜山日報事態の後、彼女はある新聞インタビューでこのように話した。「釜山日報がすることに私が関与をしたわけでもなく今後も関与しません。正修奨学会はすでに社会に還元された公益財団ですね。私は2005年に退任しました。 その後、財団経営に関与したことも一切なく、関与してもいけません。」 退いたことで全て終わったことなのになぜ騒ぐのかという論法だ。


  だが、事情は単純でない。理事長職を辞退してもパク議員が正修奨学会の‘大株主’であるという事実は変わりないためだ。 彼女の後任であるチェ・ピリプ理事長が1979年10・26事態当時、パク議員を横で補佐した大統領府秘書官出身であるだけではない。パク議員の支配力は、国会議決で作られた過去史機関らの決定と勧告を正面から否定して踏みとどまり隠れた影響力を行使していることから確認される。


←朴槿恵前ハンナラ党代表


  国家情報院過去史委員会は2005年「(正修奨学会の前身である) 5・16奨学会は1962年釜山の企業人キム・ジテの釜日奨学会の財産を中央情報部が強制的に献納させて作られたもの」と発表した。‘真実・和解のための過去史整理委員会’も2007年「釜日奨学会献納は中央情報部によって強制的になされたもので、釜日奨学会(現 正修奨学会)財産を元の所有主に返還せよ」と政府に勧告した。


  しかし正修奨学会は相変らずそのままだ。チェ理事長と他の4人の理事が国家機構に対抗する程に力があった訳ではない。パク議員が「過去史委決定は不当であり、自分を粗探しするための政治攻勢にすぎない」と対抗しているためだ。 パク議員が持ちこたえないのに正修奨学会が無理に押し切るというのは想像できないことだ。


  パク議員の意地には父親 朴正熙の影がちらつく。自身の最も大きな政治的資産なので父親の誤りを認めることは容易なことでない。だが、パク議員にとって朴正熙は‘反民主’で象徴される政治的くびきでもある。このくびきを克服せずに政治的成功を期待することは不可能だ。彼女の競争相手に挙げられる人は自らダントツの2000余億ウォン(6日基準)の財産を透明に社会に拠出するというのに、不法に作られた正修奨学会を‘委託管理’是非の中で引っ張っていくことは誰か見ても名分のないことだ。


  パク議員は新聞インタビューで李明博大統領の疎通不足を批判した。その通りだ。 ところが正修奨学会に見るようにパク議員の疎通能力は不通水準に近い。イ大統領より一枚上だ。パク議員は「正修奨学会はきちんと社会に還元することが良いだろう」と話すのが正しい。遅れたとは言え時計の針を前へ進めるようにする時が来た。 チョン・ジェグォン論説委員 jjk@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/508847.html 訳J.S