原文入力:2011-01-18 午後10:05:17(1201字)
チェ・ジュンギョン知識経済部長官候補者に対する人事聴聞会が昨日 国会で開かれた。長官職を円滑に遂行するに足る道徳性と専門性を備えているかを確かめる場であった。 だが、これまで提起された不動産投機と脱税疑惑などに対する明快な釈明がなされなかっただけでなく知識経済部長官としての専門性も立証できなかった。
チェ候補者を巡る不動産投機疑惑は二件だ。 大田(テジョン)儒城区(ユソング)の畑と忠北(チュンブク)清原(チョンウォン)郡にある林野だ。 二件とも候補者の妻の家族と夫人名義で取得しておいて、公団や道路用地として収用され取得時の価格よりはるかに高い価格で補償を受けた。 縁故がない地域の開発予定地を安値で買い入れた後 高額の補償を受け取る典型的な投機の手法だ。 チェ候補者は投機ではないとし、取得当時 取り引きの事実さえ知らなかったと言った。しかし数千万ウォンをやり取りする取り引きを夫に内緒で夫人一人で行なったという話を信じる人はいない。
また、ソウル 江南(カンナム)オフィステル賃貸所得に対する付加価値税脱漏は明白な脱税だ。 チェ候補者は脱税は認めながらも税務当局がきちんと把握しておらず‘脱税論難’が続いたのだと責任を国税庁に転嫁した。 オフィステルの面積を縮小申告して脱税したのではないということだ。 チェ候補者は故意ではなかったと強弁するが、結果的に脱税をした事実は弁解の余地がない。
チェ候補者は知識経済部長官としての専門性も備えていない。 彼は財務部と財政経済部などで主に国際金融業務を担当した。 そのような人が産業とエネルギー政策などを主に扱う知識経済部の業務をまともにやり遂げるかは疑問だ。 チェ候補者も昨日の聴聞会で、知識経済部長官は夢にも考えたことがなかったと答えた。 長官という地位にこのように専門性のない人が行くならば、国の仕事が正常に動いていくはずがない。
さらにチェ候補者は失敗した公務員だ。 ノ・ムヒョン政府時代の2004年、無理に為替レート防御に出て何と1兆8000億ウォンの損失を招き退いた。 それによって彼には「マイナスの手」というあだ名も付けられた。 イ・ミョンバク政府初期には企画財政部1次官に復帰し、高為替レート政策を押し通して物価急騰を招いたと批判された。 このように政策上の失敗を繰り返しているチェ候補者を、いったいどうやって信じて長官職まで任せるのか。 道徳性と専門性のどちらもレベル以下のチェ候補者は、知識経済部長官として非適格だという判断を下さざるをえない。
原文: 訳A.K