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[社説] 放送通信委員会は総合編成チャンネル審査に対する不公正疑惑をまともに釈明せよ

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/459219.html

原文入力:2011-01-17 午後09:14:21(1189字)

放送通信委員会が昨年12月総合編成チャンネルと報道専門チャンネル選定のために実施した審査の細部評価点数が公開されて、その偏向性に対する疑惑が大きくなっている。 民主党チェ・ムンスン議員は放送通信委員会に提出させた「審査委員会細部評価点数」という資料を最近公開した。 この資料は放送通信委員会が事業者発表とともに公開したものより詳しい評価結果を示しているが、釈然としない部分がかなり眼に付く。 このため、審査が<朝鮮日報>、<中央日報>、<東亜日報>に有利に進められたのではないかとの疑惑が当然提起されよう。

審査委員会は、公的責任・公正性・公益性、プログラム企画・編成および製作計画、組織・人材運営および経営計画、財政および技術能力、放送発展のための支援計画など5項目に分けて事業者評価を行なった。 このうち財政能力のように計量化が可能な項目の配点は低い反面、公正性・公益性、プログラム企画・編成など主観が介入する素地が大きい項目の配点は高かった。 その上実際の業者間点数格差もまた、計量的評価よりは主観的評価項目においてより大きく開いている。

格差が最も大きい項目はプログラム企画・編成および製作計画関連項目だった。 編成方向、プログラム製作のための協力方案などを扱ったこの項目と関連して各企業が提示した内容を見れば、評価がまともになされたのか疑いを持たざるを得ない。 例えば朝鮮日報は「視聴者をびっくりさせるプログラム」を掲げた。また中央日報は「視聴者中心のグローバル スマート メディア」を目標に提示し、東亜日報は「品格の高い放送」を掲げた。 3社とも外国の放送との共同製作計画も先を争って提示したが、これもまた審査過程で厳密な検証が難しい内容だ。 この項目でこの3つの保守新聞は1位から3位を占めた反面、最下位を記録したテグァン産業は1位より16%以上低い点数が付けられた。

14人の審査委員のうち放送に関する専門性を持つ委員が2人だけであったということも問題として指摘される。 この他に、ケーブル放送運営経験が豊かなテグァン産業が技術的能力評価でも最下位になったり、例の3つの保守新聞が公的責任・公正性・公益性でも1位~3位を占めるなど、疑わしい部分が少なくない。

釈然としない審査結果は、事業者発表直後から提起されている公正性に対する疑惑をより一層ふくらませるものと見られる。 放送通信委員会は審査結果をつぶさに公開することにより、すべての疑惑に明確に釈明する責任がある

原文: 訳A.K