原文入力:2010-11-30午後08:38:02(1456字)
去る26日、臨津閣では‘延坪島、北韓武力挑発糾弾大会’が開かれた。この席でイ・インジェ坡州市長が行った発言に言論(<連合ニュース> 11月26日付)を通じて接し、痛嘆の心を禁じえない。
報道によればイ市長はこの席で、6・25戦争英雄ペク・ソンヨプ将軍銅像建立に進歩政党と市民団体が反対していることと関連して "ペク・ソンヨプ将軍の銅像を作ろうと言ったところ‘保守バカ’という声を聞いた" とし "自走砲を撃つ北韓だけが私たちの敵なのではなく内部にも敵がいるが、坡州は今後は親北韓左派が蠢動する場ではない" と批判したという。
坡州市は施策予算2億ウォンをかけ年内に文山、臨津閣に親日人士ペク・ソンヨプの宣揚碑を建設する事業を推進中だ。これに対し、民族問題研究所、光復会など坡州の市民社会団体と進歩新党・民主労働党、国民参加党などは‘親日人士ペク・ソンヨプ銅像建立反対坡州市民対策委員会’(以下 対策委)を構成し、去る23日 坡州市庁で銅像建立反対記者会見を持った。
‘延坪島、北韓武力挑発糾弾大会’でイ・インジェ市長が行った発言は、この対策委に参加した政党と市民団体を、延坪島を攻撃した北韓と同級として片付けたものだ。‘内部の敵’と決めつけても未だ足りず‘親北韓左派’と称したことに至ってはあきれることこの上ない。イ・インジェ市長の言葉通りならば、日帝強制支配期に自身と家族の生活を犠牲にして日帝から国を守るために命を惜しまなかった坡州市‘光復会’会員40人余りの老独立活動家たちが‘内部の敵’であり、‘親北韓左派’だという話か? この方々はひたすらペク・ソンヨプの種々の経歴の中で‘独立活動家を捕える間島討伐隊中尉出身’という経歴のために銅像建立に反対しているのだ。 これは対策委に属するすべての党、市民団体の共通した意見だ。
イ・インジェ市長は対策委および銅像建立に反対する市民の意見を無条件に‘国家観もない少数の妄動’と蔑視した。本人は実際、ペク・ソンヨプの親日経歴に対し‘私は親日派であるか否かは知らない’としながら、銅像建立反対の核心である親日経歴に対しては努めて目をつぶる態度を示している。
もう一度強調するが、対策委をはじめとする坡州市民たちが銅像建立に反対する理由は、ペク・ソンヨプの親日経歴のためだ。ところが、イ・インジェ市長がこういうペク・ソンヨプの親日経歴は伏せておき、6・25時の参戦経歴だけで宣揚碑を建てようと言う発想はいったいどのような国家観に基づいたものなのかを問わなければならない。イ・インジェ市長は軍元老たちでさえペク・ソンヨプの親日経歴が‘光復軍を精神的根元とする国軍の建国理念を傷つける’と話している事実を思い出さなければならないだろう。
イ・インジェ市長が一貫してペク・ソンヨプの親日経歴を無視したままに坡州市、臨津閣に親日人士の宣揚碑を建てるならば、これは民主党所属のイ・インジェ市長はもちろん、そのような坡州市長を選択した坡州市民にも漱ぐことのできない汚辱として歴史に残るだろう。また、私たちの子孫が体験する歴史観と国家観に対する混乱にはどのように責任を負おうとするのだろうか。
パク・ウンジュ進歩新党坡州市党員協議会委員長
原文: 訳J.S