原文入力:2010-02-22午後08:32:19(1731字)
パク・チャンシク記者
←パク・チャンシク論説委員
ハンナラ党ではウォン・ヒリョン議員がオ・セフン ソウル市長を連日叩いている。彼は 「展示行政しかやっていない」として光化門広場の幼稚さ,‘デザイン ソウル’の盲点,後手に回った龍山惨事対策などの問題点を指摘している。ソウル市長候補を巡る党内競争に端を発したわけだが、この過程は現役広域団体長の業務を公的に検証するという純粋機能を持っている。地方自治発展に役立ち、ハンナラ党に躍動的イメージを加える側面もある。
民主党側はどうなのか? パク・グァンテ光州広域市長,パク・ジュンヨン全南知事,キム・ワンジュ全羅北道知事など3人の広域団体長らを当然検証しなければならない。検証論点はこれらの‘中央依存症’を最優先としなければならないと考える。
キム・ワンジュ全羅北道知事は昨年7月政府のセマングム事業総合実践計画発表に対し長文の感謝の手紙をイ大統領に送った。彼は手紙に「私と200万全北道民は大統領様にお辞儀をする」「セマングム計画案を読むたびに次から次へと感動が押し寄せた」と書き‘過恭’論議をかもした。当時、民主党民生政治会(代表 イ・ジョンゴル議員)は声明書を出し「民主党が李明博政権と全面戦争を行う状況で党所属高位公職者が君主時代の忠誠誓約の臭い漂う感謝の手紙を送ったことは深刻な解党行為」と批判した。
パク・グァンテ光州市長とパク・ジュンヨン全南知事は昨年11月22日、4大河川事業栄山江区間起工式でイ大統領を熱く称賛し‘MB御天歌論難’を惹起した。民主党国会議員らはこの事業に反対党論により起工式に参加しないところだ。これにアン・ミンソク民主党議員は「2人はいっそ党を離れろ」という声明を出し、チョン・セギュン代表は「厳重な時期に自治団体長がおっしゃる場合には程度を調節するべきであった」と叱責した。その後、ひとまずはやり過ごした状態であった。
これらの行動は地域民の利益を取りまとめてくるのが団体長の最高美徳であり、そうするには中央実力者と協力し予算と事業を取り出すことのほかに方法がないという伝統的観念の産物と見える。いわゆる‘利益誘導政治’論理を踏襲したわけだ。だが李明博政府の下では‘地方政治’の進路も新たに考えなければならないことではないのか? 特に4大河川事業は、土建業体の他に誰に利益を持たらすのか疑わしいことではないのか? こういう政治が中央依存性を深化させる問題はどのようにすべきか? こういう問いを投げざるをえない。なぜなら李明博政府になり、国家均衡発展よりは首都圏集中基調がはるかに強化されており、こういう状況で3団体長の曖昧な歩みが民主党のアイデンティティ混沌を加重させた側面もあるためだ。
我が国地方自治が持つ基本的限界を挙げて弁解するかも知れない。だが初めての民選教育長で教育自治時代の幕を開いたキム・サンゴン京畿道教育長を見よう。彼は時局宣言に参加した教師たちを懲戒しろとの教育科学技術部の指示を拒否した。彼は教科部から予算配分上の不利益などの脅威を受けただろう。結局、教科部に告発までされた。それでも彼は堂々とした姿を失わずにいる。中央政府に従属した教育政策ではなく、自治団体自らの判断を広めていけとの教育自治の趣旨を彼はきちんと履行している。キム教育長は無償給食拡大にも先頭に立って推進し、この問題を6・2地方選挙の最大争点に作り出した。政治家たちがなかなか出すことの出来ない大衆性ある‘政策戦線’を大学教授出身のキム教育長が作り出している。
民主党は今回の地方選挙を通じ、2012年に備えて存在感と魅力を回復する課題を抱えている。そうならば湖南地方自治の刷新も大変重要だ。地方選挙公認競争が始まるこの時点で、湖南広域団体長に対する検証論点を提起する所以だ。
パク・チャンシク論説委員cspcsp@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/406070.html 訳J.S