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[このひと] ‘日帝反人倫犯罪’ 最後まで追跡する

原文入力:2009-03-12午後07:04:21
アン・クァノク記者

←20余年ぶり ‘勤労挺身隊 賠償運動’ 高橋信氏

白髪60代の日本人が20年を超えて日帝の勤労挺身隊強制動員に対する謝罪と賠償運動を粘り強く繰り広げ感動を与えている。
退職教師である日本人、高橋 信(66・写真)氏は12日光州基督教青年会(YMCA)と5・18記念財団などを訪ねた。全南大で開かれる‘勤労挺身隊おばあさんと共にする市民の会’結成式を契機に連帯を表わすための訪問だった。名古屋三菱勤労挺身隊訴訟支援会長の彼は2007年7月から東京三菱本社前で77回延べ人数600人余りが参加した金曜デモを主導して関心を集めた。

「歴史教師として日本政府と三菱が犯した不法行為を分かっていながら分からないふりをすることはできませんでした。20年前、名古屋の地域社を調査して偶然に朝鮮人女性勤労挺身隊の強制動員と人権蹂躙を知りました。」

彼はこの時から13~14才の少女たちを進学や月給でだまして日本に連れてきて苛酷な労働をさせ、約束した賃金さえ与えないという反人倫的犯罪行為を糾明することにまい進した。

支援会は1999年3月ヤン・クムドク(80)氏をはじめとする被害者8人が日本政府と三菱を相手に1人に3千万円ずつ計2億4千万円の損害賠償請求訴訟を起こしたことを契機に組織された。会員は学者・教師・主婦など1100人余りだ。この団体は会員に年間3千円ずつ会費をおさめ裁判に出席する原告たちの交通費と滞在費に当てることもした。

またこの問題を日本に知らせようと、2000年資料集<私の生涯にこの恨を>を日本語版とハングル版で出版し、演劇<鳳仙花>(2004)と演奏会<その少女らを忘れることはできない>(2005)を公演するなど各種行事を続けてきた。

東京三菱前の金曜デモは日本最高裁上告を契機に始まったが、昨年11月棄却判決が下されても1年8ヶ月間続いている。名古屋に住む彼は360km離れた東京まで新幹線で70回余り往復するくそ力を見せた。距離ではすでに地球をひと回り回ったし、交通費に毎週2万2千円(30万ウォン余り)を喜んで出した。気に食わないと思う日本人たちの妨害と暴行も彼を立ち止らせることはできなかった。訴訟を世話しようと48回も韓国を訪れ、5年間にわたって韓国語を習うなど情熱をつくした。

「韓国人たちが未だ軍隊慰安婦と勤労挺身隊とを区別できないのが残念だ。光州の市民会は韓国人たちに真相を知らせ日本では棄却判決が下されても国際労働機構に訴えるなど活動を持続する。」

彼は慶応大文学部を卒業し1967~2003年愛知県立高校で世界史を教えた。愛知の平和委員会理事長,憲法9条を守る集い事務局員,憲法会議委員などとして活動中の良心的知識人だ。

光州/文・写真アン・クァノク記者okahn@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/343794.html 訳J.S