原文入力:2011/08/03 19:00(1784字)
政治功績誇示ために106兆ウォンも湯水のように税金使うショー 検証し審判すべき
←ソン・デイン キム・グァンス経済研究所副所長
オ・セフン ソウル市長が全面無償給食の賛否を問う住民投票を発議した。2011年ソウル市予算の約0.35%に過ぎない無償給食予算700億ウォンが‘亡国的福祉ポピュリズム’であるため反対するというならば、彼はソウル市の他の予算もつましく使っていることを立証しなければならない。 オ・セフン市長が任期5年間に使った予算は約106兆ウォンに及ぶ。
ところでオ市長はこのお金の相当部分をソウル市の外観装飾事業に使った。オ市長が当選直後から推進してきた東大門デザインプラザ事業が代表的だ。完工時期を操り上げるという名目で設計費を続けさまに引き上げ、当初79億ウォン程度だった設計費は155億ウォンを超した。 このような形で当初2274億ウォンだった事業費は二倍弱の4200億ウォンまで増えた。この建物の広報館を作ることにだけに30億ウォンを使っている。だが、実際のデザイン人材と関連プログラムに対する支援はほんのわずかであり、デザイン人材は仕事を探せず東大門衣類商店街は寂れつつある。
それだけではない。彼は漢江ルネサンス事業には5400億ウォン、南山ルネサンス事業には1800億ウォン、デザインソウル通り造成事業に870億ウォン、ソウル デザインオリンピックに834億ウォンを使っている。これら事業の進行過程でも浪費要素が少なくなかった。漢江ルネサンス事業の核心事業である西海航路事業の事業性が膨らませだと監査院は指摘した。民間事業者の予測でも事業性がなく、国際線運航で毎年25億ウォンの赤字が出るという。こういう事業を推進する過程で旅客ターミナルを作るという名分で数百億ウォンを投じ楊花大橋をコの字形にしている。こういう予算浪費に比較すれば困り者に転落した水上タクシーなどはむしろ可愛らしいほどだ。
オ市長は広報にも必死であり、2010年の広報予算は500億ウォンに肉迫した。こういう血税を彼は自身の政治的地位を固めるために湯水を使うように使っている。4億ウォンをかけ‘真裸の子供’まで登場させ、無償給食批判広告を日刊紙に掲載し、広告予算執行をエサにほとんど全てのマスコミと順番にインタビューしていることがその例だ。
また、表面では‘クリーン市長’を前面に掲げているが建設腐敗とそれによる予算浪費の根絶には十分な努力を傾けるわけでもない。財閥建設業者が価格を談合して工事費を膨らませるターンキー事業がソウル市で毎年1兆ウォン以上も発注されている。筆者が2008年ソウル市在職時、建設業者間の談合を粉砕し地下鉄9号線2段階事業で1000億ウォン近く節約した事実をオ市長に報告したので彼も知っている事実だ。ところがソウル市はその後、過去へ回帰した。毎年節約できる予算を数千億ウォンも浪費しているわけだ。
反面、彼は本当に金が必要なところにはケチン坊だった。ソウル市が無理な弁解をしているが、ソウル市水害防止予算はソウル環境連合の主張どおり5年間で10分の1水準へ激減した。また、今年の消防公務員個人保護装備補強および維持管理予算は昨年に比べ半減した。
このように少し目を通しただけでも、オ市長が政治功績誇示のために106兆ウォンをとんでもなく使った形跡は歴然としている。自身は市民の要求と関係がなく莫大な税金を意のままに使い、現政権が400兆ウォンの公共借金を積み上げた目の前の事実は非難しながらも、無償給食予算700億ウォンのために国が滅びるかとように惑世誣民する市長は必ず市民が責任を問わなければならない。したがって、今 必要なことは自身の政治的私欲のために制度を悪用し官製の住民投票を押しつけるオ市長の税金無駄遣いショーに対する審判だ。筆者が代表である税金革命党は106兆ウォンをどのように使ったのかを大衆的に検証し、オ市長住民召還運動も辞さない計画だ。
ツイッター@kennedian3
原文: https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/490237.html 訳J.S