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[社説] 現代車、非正規職ストライキ これ以上 無視するな

登録:2010-11-27 13:39
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/450957.html

原文入力:2010-11-26午後09:22:55(941字)

全国金属労組現代車非正規職支会の蔚山工場占拠ストライキが長期化する中で、正規職労組も徐々に力を加え始めた。金属労組現代車支部は昨日を‘正規職-非正規職 共同行動の日’とし、残業を拒否した。ストライキ12日ぶりに組織次元での行動に出たのだ。金属労組も今日、蔚山で全国労働者大会を開きストライキ支援活動を行う計画だ。

だが、会社側は相変らず非正規職労組との直接交渉を拒否している。会社がこのように出ている限り、ストライキ事態はなかなか解決されにくい。非正規職らは大法院判決趣旨にともなう正規職化要求から退くことはできないという意を明確にしている。その上、蔚山1工場占拠が10日を遥かに越え、組合員の間では他の工場も占拠しなければならないという声が出てきている。組合員らは金属労組が現代車正規職支部および非正規職支会代表とともに用意した特別交渉議題に対しても自分たちの正規職化が抜けたという理由で反対している。

非正規職らがこういう姿勢で出るのは、裁判所の相次ぐ判決で自分たちの正当性が立証されたと見ているためだ。去る7月、大法院は旧派遣勤労者保護等に関する法律により、2年を超えて働いた社内下請け労働者に対し現代車が直接雇用したものと見なすという判決を下した。去る12日にはソウル高裁でも同趣旨の判決が下された。これを根拠に非正規職らは自分たちがすでに正規職であることを認めよと会社側に要求している。非正規職を正規職として雇用してくれということとは次元が違う問題だということだ。裁判所判決と法律の趣旨を見れば、労組のこういう主張は決して無理がない。

事態を円満に解決しようとするなら、現代車が過去の関連法律と裁判所の判決を尊重する姿勢を先ず持たなければならない。自身は法を無視しながら、非正規職ストライキだけを不法と言っているのでは説得力がない。現代車は今からでも長期勤務非正規職の正規職化を大前提に協議にはいらなければならない。

原文: 訳J.S