原文入力:2010-11-01午前09:32:53(4706字)
パク・ビョンス記者
社会の疎通構造が急変している。変化を導く二頭立て馬車はスマートフォンとソーシャルネットワークサービス(SNS)だ。‘手中のPC’スマートフォン利用者は500万を越え、年末までに600万人を越えると展望される。ソーシャルネットワークサービスの拡散も驚異的だ。ツイッター利用者数だけでも200万時代に進入した。今や社会は時空間制約を越え、いつでもどこでも情報を交換しコミュニケーションする実質的なユビキタス社会に進入している。
これは言論環境の変化を伴う。情報流通手段が紙や電波のような伝統的な媒体の枠組みから抜け出すということだ。過去の情報生産と流通から疎外された一般市民が今や直接疎通し交流する。‘ソーシャルメディア’という用語が当たり前の時代だ。
急変するメディア環境に歩調をそろえ<ハンギョレ>は1日からモバイル ニュース ウェブ‘モハニ’とソーシャルメディア セクション‘トンハニ’、開かれた本の世の中‘ブックハニ’、‘ソーシャルコメントサービス’をリリースする。新しいサービスのキーワードは移動性とユビキタス環境、ソーシャルネットワークの強化だ。
■モハニ|スマートフォンで見るハンギョレ‘今日のニュース’モバイル感覚で編集
私の手の中の<ハンギョレ>。今やいつでもどこでもスマートフォンを通じて便利にハンギョレを読むことができる。家でも事務室でも、地下鉄でも、野外活動中でも、指先のタッチでモハニ(m.hani.co.kr)に接続すればハンギョレの独自の見解と観点、速報が読者の皆様の目の前に伝えられる。スマートフォンに最適化されたウェブを基盤とするモハニは新聞の編集をそのまま提供したり、ニュースを単純羅列するアプリケーション方式とは違い、モバイル感覚の味のある編集を通じて読者に近付く。
モハニは今日、ニュース、スペシャル、世論、マガジン、経済の6種のサービスで構成されている。‘今日’では、その日の主要ニュースを中心に読者と一日二回疎通する。<ハンギョレ>編集者と論説委員室長、編集局副局長、モバイル エディターなどがかわるがわる執筆陣として参加し、その日の懸案を進歩的視角で読者の目の高さで解きほぐす予定だ。また、新聞とインターネットの政治・社会・文化・スポーツ分野記事がニュースで括られ、科学と環境、宗教、自動車、旅行、大衆音楽、乳児、写真など該当分野ですでに専門性で独自領域を構築したハニスペシャルチームの文は‘スペシャル’に整理される。水準の高いコラムと社説、寄稿などは‘世論’で出会え、‘マガジン’では時事週刊誌<ハンギョレ21>と経済月刊誌<エコノミーインサイト>、<ルモンド ディプロマティーク>韓国版など姉妹紙のコンテンツを全て読むことができる。
コメント サービスも無制限に提供される。特にソーシャルネットワークサービス(SNS)を導入する方式に改編されたコメント サービスはインターネット・ハンギョレと連動し、どちら側でコメントをしても両側で全て覗いて見ることができる。オ・テギュ デジタルメディア本部長は「モハニは急変するコミュニケーション環境に最適化した言論サービスを提供しようとする試み」として「今後利用者の活用方式や意見などを参照し、特化されたコンテンツ開発、便宜性とユビキタス強化、ソーシャルネットワーク拡大側にアップグレードしていくだろう」と話した。
パク・ビョンス モバイルエディター suh@hani.co.kr
モハニ 便利に利用するためには
スマートフォンのホーム画面にインターネット アイコンをダウンロードして使用
モハニはウェブを基盤として運営されるので、ウェブサーフィンが自由なスマートフォンならばどんなOSを使おうが簡単に接近できる。特に代表的なスマートフォンであるアップル アイフォンや三星ギャラクシーなどの場合、インターネットでモハニに接続した後、ホーム画面にモハニ アイコンをダウンロードしておけば便利に利用できる。
---------------------------------------------
■トンハニ|ハンギョレ‘ソーシャル’疎通の広場ツイッターで尋ねて聞いて分かち合うソーシャルメディア
ソーシャルメディア セクション‘トンハニ’(tong.hani.co.kr)は読者との積極的な疎通広場だ。一方通行式情報ではない、共に作っていくソーシャル メディア サービスを指向する言論環境を積極的に実現するための試みだ。
トンハニは短文ソーシャルネットワークサービス(SNS)ツイッターを基盤としている。しかし、トンハニは<ハンギョレ>を連結の輪としてなされるソーシャルネットワークという点で、八ローイングとフェローを通じた関係拡張が大きく注目される短文ソーシャルネットワーク ツイッターとは区別される。トンハニにはハンギョレの価値と指向が疎通に溶けているわけだ。
トンハニは‘分けます’と‘尋ねます’、‘聞きます’等のサービスから成っている。‘分けます’はハンギョレ記事リンクが含まれた文を集め、お互いの考えを確認するページだ。‘聞きます’はハンギョレが運営する公式ツイッター@hanitweet(ハンギョレ ニュース)と、@haniblog(ハンギョレ ブログ),@SciON_hani(サイエンス オン),@nanumflower(分け花),@hookhani(フックハニ),@haninuri(ハニヌリ),@hani21_editor(ハンギョレ21),@lediplo(ルモンド ディプロマティク)等に入ってきた統合メンションリストを見せる。 ‘尋ねます’は争点になっている懸案に対し、お互いの見解を交換し確認する場として運営される。懸案に対する読者の多様な意見が一堂に集められ世論形成に寄与するものと期待される。
この他に‘ツイッターが選んだハンギョレ記事トップ5’と‘リアルタイム ツイッター’等のサービスも提供される。<ハンギョレ>記事に対するツイッターたちの評価を加減なしに確認できる。 トンハニは簡単に言えば実名確認手続きなしでツイッターアカウントでログインすることができ、リプライとリトゥウィトゥの全てをすることができる。
パク・ビョンス モバイルエディター
------------------------------------------
■ブックハニ|ハンギョレのすべての本の話 一堂にSNSで情報を分かち合う‘開かれた本の世の中’
ブックハニ(book.hani.co.kr)は言葉どおり‘ハンギョレ 本の世の中’だ。 毎週土曜日の新聞の中のセクションで、読者を訪ねて行く‘本と考え’に紹介された本の便りはもちろん、<ハンギョレ21>、<シネ21>、<エコノミーインサイト>、<ルモンド ディプロマティク>韓国版の書評、そしてハニTVの‘本、文化を越える’、‘ハンギョレ、本を語る’まで、ハンギョレで提供するすべての本の話を一ヶ所に集めた。これらの本の便りは‘情報洪水’の中で読者に本の世の中に入る良い道案内の役割をするだろう。この間、各媒体のホームページを尋ね歩かなければならなかった本関連情報を一ケ所で全て確認できるようにしたわけだ。
ブックハニは単にハンギョレが選定した本だけを紹介する閉じられたサービスではない。本に対する色々な情報をツイッターなどソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて分かち合い、本関連のパワーブロガーたちの文や出版社の本案内文なども紹介する予定だ。一言で言えば開かれた本の世の中を指向する。
まずブックハニ運営者がツイッター(@book hani)を通じて毎日1,2回、本の話を提供する予定だ。また‘開かれたレビュー’コーナーでは、名の知られた本関連パワーブロガーたちが提供する本の話に接することができる。
読者はこのコーナーで‘1人メディア’として活発に活動する多様なパワーブロガーが提供する独特の見解を発見できる。‘開かれたレビュー’は文字どおり開かれているコーナーだ。こちらでは自分の文を紹介したいブロガーから申請を受け検討した後、これらの文も読者に紹介する予定だ。
また‘出版の便り’コーナーでは著者との対話など多様な出版界動向に接することができる。
ブックハニがこういうサービスを通じて到達しようと思う最終目標は‘価値ある情報を提供する本の生態系’だ。ブックハニはそのために読者の参加空間をより一層伸ばす計画だ。
キム・ポグン記者 tree21@hani.co.kr
---------------------------------------
■ソーシャル コメント|SNSアカウントでハンギョレ コメントを付けることコメント記録 ひと目で…ネットワーク機能強化
モバイル ウェブ サービスのスタートと共に‘ハンギョレ ソーシャルコメントサービス’も本格稼動する。この間、テスト版形式で運営されてきたソーシャルコメントサービスは社会的関係ネット形成機能が強化されたことが特徴だ。
ピクプルコミュニケイションズのソーシャルコメント‘ティートーク’を基盤として開発されたこのサービスは、誰でも簡単にインターネット・ハンギョレとモハニの記事にコメントを作成できるようにする。特にインターネット・ハンギョレ会員だけでなくインターネット・ハンギョレ アカウントのない読者も実名確認手続きなしでツイッター、フェイスブック、グーグルなどのアカウントを通じコメント作成に参加できることになる。また、マイクロ ホームページ形態で構成されたプロフィール機能が提供され、この間に作成した本人のコメント記録を見ることができ、使用者間ネットワークを結ぶことができる情報も受けることができる。コメントへのコメント書きも可能になり、一方的な意見を掲示した既存サービス方式から抜け出し使用者間での意見交換と討論の場が作られる。
作成されたコメントに対しては推薦・非推薦機能を通じ、使用者の評価が作られ最も推薦を多く受けたコメントは注目度の高い上段に配置され、無責任で無分別なコメントは自然的に淘汰される効果も期待される。ソーシャルコメントサービスは‘社会的関係’を通じてインターネット世論の逆機能を減らすことができる新しい代案と評価されている。自身のソーシャルネットワーク ページが公開され、作成したコメントが社会的関係に拡散しながら、使用者自ら‘社会的責任’を付与するためだ。実際インターネット・ハンギョレにはソーシャルコメントサービス試験運営以後、悪性コメントが大幅に減った。ソーシャルIDで作成されたコメントも増える傾向を見せている。
今後、ソーシャルコメントサービスは使用者が作成したコメントを集め、新しい形態のコンテンツとして再加工し疎通と拡散の窓となるようにする予定だ。
イ・ファソプ e企画チーム apple@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/446463.html 訳J.S