20歳の誕生日がこの世と別れを告げる日となった。
清州(チョンジュ)動物園は9日、「清州動物園で生まれ育ったアムールトラの雌トラ『ホスン』が、3日の夜8時ごろに天に召された。病気で意識のないホスンに安楽死の薬を注射した。安楽死は獣医にとって最も嫌でつらい仕事だが、苦しみだけが残された動物にしてやれる最後の仕事でもある」と発表した。
ホスンはついに病気で虹の橋を渡った。清州動物園は「1日に後肢がふらつき、2日に排尿障害と歩行障害が確認され、大田(テジョン)と富川(プチョン)の獣医師らと脊髄神経減圧術などの治療を準備したが、麻酔で眠るホスンの体は数日で床擦れができるなど衰弱し、手術に成功しても傷は治りにくいと判断した。あんなにつらがっていた長い夏を過ごし切らずに逝ったのは幸いだと思う。ホスンの冥福を祈る」と語った。
ホスンは2006年7月3日に清州動物園で生まれた。今年1月24日に旅立った姉の「イホ」よりも体が大きく、野性を宿すアムールトラのありのままの姿をしていた。ホスンは雄の「ホブム」と共に生まれた。ホブムは2023年4月に老衰で死亡。イホに続きホスンも死亡したことで、清州動物園はトラのいない動物園となった。清州動物園のキム・ジョンホ診療飼育チーム長は「イホは生まれたときから人の手で育てられ、人慣れしていたが、ホスンは母トラの乳を数週間飲んで育ったため、野性を宿していた。トラはすべて旅立ってしまったが、今、新たにトラを迎えることは考えていない」と語った。
清州動物園は動物園の最上部に位置する追悼館に、清州動物園を歩き回りながらほえていたホスンのネームプレートを掲げて追悼することにしている。追悼館は清州動物園で息を引き取った動物を追悼する場所で、イホのネームプレートも設置されている。