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【現場】午後4時、スターバックスは照明が消え、民主主義教育が始まった=韓国

登録:2026-06-23 01:30 修正:2026-06-23 09:29
17日、ソウル市内のあるスターバックスの店舗に、歴史教育についての案内が貼ってある/聯合ニュース

 ドアには「歴史認識と社会的感受性に共感するための教育と、スターバックスの使命を再確認するブランド価値ワークショップを実施する」という案内が貼られていた。早じまいを知らずに店を訪れた利用者は、案内を見て「ああ、あの『タンクデー』のせいみたいね」と言って帰っていった。ソウル龍山区(ヨンサング)にあるスターバックス新龍山店は、22日午後2時45分ごろから店内の客に早期営業終了を告げ、忙しそうな様子だった。

 客が出て行くと、従業員は店を片付けたり床掃除をしたりし、午後4時ごろに私服姿で店の一角に集まった。店の明かりがすべて消えた中、ノートパソコンに接続された大きなモニターを使って民主主義教育が始まった。

 「5・18民主化運動冒とく問題」を引き起こしたスターバックスコリアは、歴史教育を実施するため、この日午後3時に全国のすべての店舗を一斉に早じまいした。1999年の韓国進出以来、スターバックスが全店舗を早じまいしたのは今回が初めて。今回の措置は、今年の5・18民主化運動記念日でのタンブラー販売マーケティングの過程で「タンクデー」、「5/18」、「机にドン!」という文言を使用し、物議を醸したことを受けてのもの。スターバックスは先に、すべての幹部と従業員に対して歴史教育を実施することを発表していた。

 この日実施された「ブランド価値ワークショップ」は、成均館大学史学科のオ・ジェヨン教授と同大社会学科のク・ジョンウ教授が、17日にイーマートの役員とスターバックス本社の社員におこなった講演の録画映像からなるものだった。新世界グループのチョン・ヨンジン会長も、24日の社長団会議に先立ち、この映像を視聴する予定になっている。

 新世界グループの説明によると、オ教授は講演で、韓国現代史をみるうえでの基準として「大韓民国憲法第1条」を提示しつつ、民主化運動をおとしめることは国家アイデンティティーを傷つける行為だと指摘。続けて、企業は正しい歴史観にもとづき、普遍的価値である人権と平和を重視すべきだと述べた。ク教授は、売上とスピード中心の内部構造から脱却し、社会の対立、傷、タブーなどの把握に努める必要性を強調したという。

 専門家らは、民主主義と人権に対する感受性を高めるための教育の必要性は認めつつも、アリバイ作りに終わってはならないと指摘する。釜山教育大学のチョン・ジンソン教授(社会教育学科)は「一過性に終わる企業教育は、批判に対する責任を回避するための経営陣によるジェスチャーだと受け取られる可能性がある」として、「5・18民主化運動の意味について真剣かつオープンな議論を拡大するとともに、それにふさわしい教育方法についても考えていく必要がある」と語った。

イ・ジュビン、ナム・ジヒョン、チャン・ヒョヌン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1264721.html韓国語原文入力:2026-06-22 17:17
訳D.K

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