韓国裁判所は、蚕室(チャムシル)7洞第2投票所で発見された「投票用紙保管箱」や防犯カメラ(CCTV)の映像などに対する証拠保全命令を下した。「開票所封鎖デモ」が行われているソウル・オリンピック公園ハンドボール競技場にある投票箱などは、証拠保全の対象に含まれなかった。
ソウル東部地裁民事51単独のキム・ジヨン判事は9日、「改革新党」のキム・ジョンチョル最高委員が行った投票用紙保管箱などに対する証拠保全申し立てを一部認めた。保全の対象は、「印刷枚数1900枚」などの表記がある蚕室7洞第2投票所の投票用紙保管箱▽投票所を撮影した監視カメラ△投票用紙不足に関連する松坡区(ソンパグ)選挙管理委員会の職員間のグループチャット・メッセンジャー・テキストメッセージの記録に関する文書など。
「印刷枚数1900枚」と表記された保管箱は、投票用紙不足の事態により本投票当日の夜10時まで投票が行われた蚕室7洞第2投票所に配分された投票用紙の数と管理状況を推定できる証拠だ。同投票所の有権者数は3856人だが、選管委はそれの50%の1928枚から10の位を切り捨てた1900枚のみを投票用紙として用意していたとされている。
ただし、関心を集めていた投票箱や投票用紙などは証拠保全の対象に含まれなかった。裁判所は、投票箱や投票用紙などについては、公職選挙法に基づき廃棄期限(当該選挙の当選者の任期満了など)までまだ時間が残っていることから、「証拠保全の必要性は低い」と判断した。投票用紙不足事態に反発する人々は、投票箱を守るとして、オリンピック公園などでデモを続けている。
裁判所は10日午後3時、証拠保全が認められた証拠物を確保するため、蚕室7洞の第2投票所に対する内外の検証に乗り出す。これを通じて投票用紙保管箱の状態を確認し、封印した後、ソウル東部地裁の庁舎に保管する。