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韓国外交部、日本船舶のホルムズ海峡通過受け「状況の打開策を積極的に模索」

登録:2026-04-30 06:39 修正:2026-04-30 07:20
イラン革命防衛隊が21日、ホルムズ海峡で貨物船に接近している=イランのタスニム通信が公開した写真/AP・聯合ニュース

 日本のタンカー1隻がイラン当局の許可を得てホルムズ海峡を通過したことを受け、韓国外交部は29日、韓国関連の船舶の通過に向けた方策を模索していると明らかにした。

 外交部当局者は同日、「政府は基本立場に基づき、韓国とイラン政府間の協議を含め、打開策を積極的に模索している」と述べた。また、「船舶の安全と船会社の立場も考慮しつつ、関係各国と多角的に意思疎通・協力している」と語った。韓国政府は、関連する国際ルールなどに基づき、ホルムズ海峡内における韓国を含むすべての国の船舶に対する自由な航行と安全保障が早急に実現されるべきという基本姿勢を強調している。

 イランの現地メディアや船舶追跡サービス「マリントラフィック」などによると、日本企業の出光興産が所有するパナマ船籍の超大型原油タンカー(VLCC)「出光丸」は28日、原油200万バレルを積載し、イラン当局の許可を得てホルムズ海峡を通過した。日本のメディアは政府高官の話として、「海峡の通航料は支払っておらず、政府が交渉した成果だ」と報じた。また、封鎖を続けている米国とも事前の協議が行われたものとみられる。船舶の通過には政府間の外交交渉も重要だが、海峡の状況が極めて不安定なため、通過するかどうかの最終判断は船会社が下すという。

 ホルムズ海峡には日本の船舶約40隻が足止めされているが、今月初めにも3隻が海峡を出ている。在日イラン大使館はソーシャルメディアへの投稿で、今回の通過は「両国の長年の友情の証」だと書いた。1950年代、イラン政府が石油産業の国有化を宣言した際、英国から海上封鎖を受けたが、当時、出光興産の創業者が危険を冒して密かに「日章丸」を派遣し、イラン産原油を輸入したことがある。その後、石油資源が不足する日本と、安定した買い手が必要なイランの関係は、70年以上にわたり保たれてきた。

 米国・イスラエルとイランとの戦争以降、ホルムズ海峡には韓国関連船舶26隻が足止めされている。韓国はイランに外務部長官特使を派遣し、イランのアッバス・アラグチ外相と会談も行ったが、まだ船舶の通過など具体的な成果は表れていない。

パク・ミンヒ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr ) 
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1256523.html韓国語原文入力:2026-04-29 21:21
訳H.J

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