2日10時(日本時間)、ドナルド・トランプ米大統領の国民向け演説の直後、国際原油価格高騰とドルに対するウォン価値下落により、上げ気運で始まっていた韓国総合株価(KOSPI)が急落に転じた。数週間以内にイランに「極めて強力な」打撃を与えるというトランプ大統領の発言が、原油価格の急騰を引き起こした。
午前10時40分現在、KOSPIは取引中に下落傾向へ急転し、5329.62ポイントで前日比2.7%下落し、なお下げ幅を拡大している。KOSPIは前日比72.99ポイント(1.33%)上昇した5551.69で取引を開始し上昇基調を示したが、トランプ大統領の演説中に下落に転じた。
同時刻、ソウルの外為市場でウォン・ドル為替レートは1520.20ウォンで取引されている。前日の日中取引の終値(1501.3ウォン)より約19ウォン下がった。為替は取引開始時には1506.7ウォン程度で取引されていたが、トランプ大統領の演説中から急激なウォン安に転じた。
国際原油価格は当日朝、WTI原油(98ドル)とブレント原油(99ドル)ともに1バレルあたり100ドル以下で取引されていたが、トランプ大統領の演説直後に高騰に転じ、100ドルを上回っている。10時48分現在、WTI原油は1バレルあたり103.79ドル、ブレント原油は105.63ドルとなっている。
トランプ大統領はこの日の演説で「イラン戦争は重要な戦略目標の達成に近づいた」としつつも「今後2~3週間、イランを極めて強く打撃する」と述べるなど、一部で強硬な発言を行った。