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サムスン電子・SKハイニックス、「次世代AIメモリー」めぐり覇権競争激化

登録:2026-01-29 20:45 修正:2026-01-30 07:10
8日(現地時間)米国ネバダ州ラスベガスのベネシアンコンベンションセンター内のSKハイニックスブースでHBM4の映像が再生されている/聯合ニュース

 次世代人工知能(AI)メモリー市場を巡るサムスン電子とSKハイニックスの覇権競争が激化している。市場の主導権を守ろうとするハイニックスと、これを追撃するサムスン電子が並んで第6世代の高帯域幅メモリー(HBM4)量産体制に突入し、しのぎを削っている。一方では、両企業の今年の合算営業利益が200兆ウォン(約21兆円)を超えるだろうという見通しも出ている。

 両社は29日、証券会社アナリストなどを対象に、年次実績説明会(IR)で各社のHBM4供給計画と戦略を紹介した。グローバルメモリー市場1・2位企業であるサムスン電子とハイニックスが同じ日に実績説明会を行うのは異例のことだ。

 HBM4はAI市場を率いる米国半導体企業エヌビディア(NVIDIA)が今年下半期に発売予定の新しいAI加速器(AIチップパッケージ)「ルービン」と「ベラ・ルービン」のプラットフォームに搭載される高性能メモリー製品だ。HBMは複数のDRAMを垂直に積み上げ、データ処理能力を高めた製品。ルービンにはNVIDIAのグラフィック処理装置(GPU)1個当たり8個のHBM4が入る。

 第5世代のHBM3E市場シェア1位のハイニックスはこの日、「HBM4は昨年9月に量産体制を構築し、現在顧客が要請した物量を量産中」だと明らかにした。エヌビディアへの供給のための製品の大量生産にすでに着手したということだ。特にハイニックスは「生産を最大化しているが、顧客の需要を100%満たすのは難しいため、一部のライバル会社(サムスン電子)の参入が予想される」としながらも「性能と量産性、品質を基盤にした市場でのリーダーシップは維持するだろう」と自信を示した。

グローバルHBM市場占有率 資料:カウンターポイントリサーチ//ハンギョレ新聞社

 この日、サムスン電子も対抗した。会社側は「(サムスンが作った)HBM4は差別化された性能競争力を確保したという反応を顧客から受けている」として「HBM4製品を量産中であり、2月から出荷する予定」だと述べた。それと共に「今回出荷するHBM4の速度は業界最高の1秒当たり11.7Gb(ギガビット)水準」だと説明した。ハイニックスが物量を前面に掲げたとすれば、サムスン電子は性能の競争力を強調したわけだ。

 市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、ハイニックスの昨年第3四半期(7~9月)のグローバルHBM市場シェア(売上高基準)は57%に達する。これはサムスン電子(22%)の2倍を上回る規模だ。ハイニックスの昨年の年間営業利益(47兆2000億ウォン、約5兆円)がサムスン電子全社の営業利益(43兆6000億ウォン)を上回ったのも、このような要因が働いた結果だ。

 同日、両社は今年グローバルメモリー市場の超好況(スーパーサイクル)が続くだろうとの予想を示した。AI関連の投資拡大に起因する全般的なメモリー供給不足と価格急騰の傾向が続くという話だ。サムスン電子は「今年と来年の供給拡大幅は制限的だが、AIによる需要強勢で供給不足現象は続くだろう」と述べた。ハイニックスも「今年、DRAMの需要は(昨年に比べ)20%以上、NANDの需要は10%後半程度増加するだろう」と予想した。

 金融情報業企業の「FnGuide」が収集した証券会社の見通しの平均値を見ると、今年の両社の年間営業利益見通しは、サムスン電子126兆5千億ウォン(約13.5兆円)、ハイニックス102兆8千億ウォン(約11兆円)まで上がった状態だ。同日、サムスン電子は昨年第4四半期(10~12月)の半導体事業部の営業利益が16兆4千億ウォンで、同期間の全社の営業利益(20兆1千億ウォン)の81.6%を占めたと発表した。サムスン電子は昨年第4四半期の決算をもとに、1兆3千億ウォン規模の特別配当を行うことにした。

パク・チョンオ記者、クォン・ヒョジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1242412.html韓国語原文入力:2026-01-29 19:33
訳J.S

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