本文に移動

李在明大統領、きょう石破首相と会談…トランプ大統領の帰国で韓米会談は見送りへ

登録:2025-06-18 06:36 修正:2025-06-18 07:32
李在明大統領と石破茂首相/聯合ニュース

 李在明(イ・ジェミョン)大統領が主要7カ国首脳会議(G7サミット)で主要課題として進めてきた韓米首脳会談が、16日(以下現地時間)のドナルド・トランプ大統領の緊急帰国で見送りになったことを受け、韓国の大統領室は失望を隠せない様子だった。大統領室が「最も早いきっかけを探して再び推進する」と発表したことから、早ければ24〜25日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で両首脳が対面する可能性が高いとみられる。

 ウィ・ソンラク国家安保室長はこの日、カナダ・アルバータ州カルガリーのホテルに用意された大統領室記者団プレスセンターでブリーフィングを開き「トランプ米大統領が突然帰国することになり、明日に予定されていた韓米首脳会談の開催が難しくなった」と述べた。ウィ室長は「もともと多国間(首脳会議)の場合はこのようなこともあり得るが、イスラエルとイランの軍事衝突問題と関係があるものとみられる」とし、「欠礼といえる状況ではない。急遽(帰国が)決まったことであり、米国側からこのような状況に了解を求める連絡を受けた」と述べた。現地の歓迎レセプションに出席する途中でこのようなニュースを聞いた李大統領は、オーストラリアのアンソニー・アルバ二ージー首相から翌日に予定されていた米国との首脳会談が見送りになったという話を聞いたという。

 大統領室は李大統領に「最も近い次の日程を機に会談を進める」と報告し、李大統領はこれといった反応を示さず「そうしてほしい」と答えたという。大統領室高官は「G7サミットを途中で切リ上げて帰国するほど、トランプ大統領が扱わなければならない緊急な事案があり、最近(李大統領当選後)電話首脳会談を行ったため、(韓米)首脳の電話会談を進める計画はない」と語った。大統領室は24〜25日にオランダのハーグで開かれるNATO首脳会議への出席を有力に検討しており、韓米首脳会談は早ければこの時期に行われる可能性がある。

李在明大統領が16日、G7サミットに出席するため、カナダのカルガリーに向かう空軍1号機の機内で記者会見を開き、記者団の質問を受けている=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社

 当初、韓米、韓日首脳会談を同時に進めてきた大統領室は、米国との会談日程がなくなったことを受け、日本との首脳会談はきちんと成功させなければならないと意気込んでいるという。同高官は「新政権と李大統領の外交全般に対する基本的な観点は、しっかりとした韓米同盟関係、発展する韓日協力関係、韓米日の安全保障協力を基本軸に据え、それを基に中国やロシアとの関係をうまく管理していくということ」だとし、「それだけ韓日関係は重要だ」と述べた。さらに「韓日関係は過去の歴史における微妙な問題もあり、現在と未来に向かって協力しなければならない重要な課題もある」とし、「互いに役立つ良い措置を提案し好循環のサイクルを回すことで、過去の問題をより円満に妥結できる条件を作っていくことが生産的だ」と強調した。

カルガリー/オム・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1203312.html韓国語原文入力:2025-06-18 00:36
訳H.J

関連記事