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第1四半期の世界のDRAMシェア、SKハイニックスが初の1位、サムスンは2位

登録:2025-06-03 19:43 修正:2025-06-04 08:24
サムスン電子の瑞草社屋/聯合ニュース

 サムスン電子がDRAMシェア1位の座を奪われたという集計が相次いで出ている。サムスンが1992年に「DRAM1位」の王座について以来の初めてのことだ。人工知能(AI)時代が開かれ、本格化した高帯域幅メモリー(HBM)競争でサムスンがSKハイニックスに押された結果だ。

 3日、台湾の市場調査会社トレンドフォースの集計によると、サムスン電子は今年第1四半期(1~3月)、世界のDRAM市場で売上シェア33.7%を記録し、2位に落ちた。2023年第4四半期の45.5%から昨年第4四半期は39.3%と徐々に下落傾向を見せたが、今回はついに1位を奪われた。4月に集計を発表した香港市場調査業者のカウンターポイントに続き、トレンドフォースも30年あまり維持された「サムスン1位体制」が幕を下ろしたという集計を出した。サムスン電子がDRAM1位を獲得できなかったのは、今年第1四半期が1992年以来初めてだ。

トレンドフォース提供//ハンギョレ新聞社

 1位の座はSKハイニックスが奪った。SKハイニックスのシェアは、今年第1四半期36.0%と集計された。オフシーズンを迎えて売上が直前四半期より7.1%減ったが、19.1%減少したサムスンに比べて善戦したおかげで1位を占めた。トレンドフォースが集計した第1四半期のDRAM売上は、ハイニックスが97億1800万ドル、サムスンが91億ドル。

 これはAIチップに入るHBM競争でハイニックスがリードした結果と分析される。トレンドフォースは「ハイニックスの第5世代高帯域幅メモリー(HBM3E)のシェアが増え、平均販売単価(ASP)を防御する役割を果たした」と分析した。一方、サムスン電子は第5世代製品を再設計することになったために出荷量が急減したうえ、米国政府がHBMの中国向け輸出にブレーキをかけたため、打撃を受けたとみられている。

イ・ジェヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/1200895.html韓国語原文入力:2025-06-03 17:26
訳J.S

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