5・18光州(クァンジュ)民主化運動から45年目を迎えた18日、最大野党「共に民主党」から大統領選に出馬しているイ・ジェミョン候補は、「内乱の闇に光の革命で打ち勝った韓国国民の底力は、80年5月の光州の血と涙によるもの」だとして、「光州の精神を記憶し、民主主義を守り抜いた偉大な国民のみなさんと共に、私たちの美しい5月に向かって恐れることなく進もう」と述べた。
イ候補はこの日、光州国立5・18民主墓地で開催された5・18民主化運動45年記念式への参加後、フェイスブックに投稿したメッセージで、「人間の限界と恐れを超越した崇高な犠牲と献身を前にして、今日も改めて手を合わせて首を垂れる」と述べて追悼した。同氏は「昨年12月3日の戒厳の夜、私の心の中には45年前の光州の案内放送が鳴り響いた」として、「戒厳軍の蛮行に怒り、命をかけて街頭放送をした方々の勇気が私の胸に響いた」と振り返った。1980年5月に市民軍の街頭放送車に設置された拡声器によって光州の街に鳴り響いた、「私たちを忘れないでほしい」という訴えを思い起こさせたのだ。
イ候補は続けて「あの夜(12・3戒厳の夜)、奇跡のように集まった国民は、装甲車と軍人の前にただ勇気一つを武器にして立ちふさがり、東の空が白みもせぬうちに、時代錯誤的な戒厳はきらびやかな光の革命によって崩れ去った」と記した。そして「国民が主である国、あなたと私の壁を壊して共に生きる大同世界、互いが先頭に立って隣人を守ろうとした高貴な人間性の実践は、またしても生きている勝利の歴史を作った」と称えた。
イ候補は「内乱を完全に終息させてこそ、分裂と確執、極端な対立から抜け出すことができる」とし、「進歩と保守、理念と陣営を乗り越えた時、一つとなった国民へと生まれ変わるだろう」と述べた。