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朝鮮半島専門家の「戦争リスク最高」発言にも、韓国合参議長「可能性は高くない」

登録:2024-10-11 01:55 修正:2024-10-11 08:27
キム・ミョンス合参議長が10日、ソウル龍山区の合同参謀本部で行われた国会国防委員会の国政監査で、議員の質問に答えている=国会写真記者団//ハンギョレ新聞社

 キム・ミョンス合同参謀議長は10日、「北朝鮮が戦争を起こす可能性は高くない」と評価した。

 キム議長はこの日、ソウル龍山区(ヨンサング)の合同参謀本部(合参)庁舎で行われた国会国防委員会による国政監査で、野党「共に民主党」のパク・チャンデ議員に「北朝鮮との戦争の可能性をどう認識しているか」と問われ、「戦争の可能性が高いという一部の意見があることは知っている。情報判断から考えて、我々の準備態勢は確固としたもので、北朝鮮の戦争の可能性は高くない」と答えた。今年初めに朝鮮半島危機説が強まった際にも、国防部は「北朝鮮が局地挑発する可能性があり、それに備えているが、全面戦争の可能性は希薄だ」と述べている。

 米国のシンクタンク「スティムソンセンター」のロバート・マニング上級研究員は、今月7日(現地時間)の外交専門誌「フォーリン・ポリシー」への寄稿で、「朝鮮半島で戦争が勃発する可能性が、1950年の朝鮮戦争以降で最も高まっている」と主張した。同氏はこの寄稿で「北朝鮮は今後6カ月から18カ月の間に劇的な行動に打って出る可能性を高めている」と分析した。

 キム議長は「その内容について報告を受けたため認知している」として、「いかなる偶発的状況があろうとも、準備態勢を維持している」と語った。

 この日、チュ・ミエ、ホ・ヨン、プ・スンチャンら、共に民主党所属の国防委員は、マニング上級研究員の寄稿に言及しつつ、韓国政府と軍は戦争の抑止ではなく北朝鮮を刺激し対決することに焦点を絞っているのではないかと指摘した。彼らは「朝鮮半島はいつにも増して不安定になっており、これは尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対北朝鮮政策が間違っていることを示す傍証」だと主張した。

 キム議長はこれに対して、「私たちが挑発したり戦争を起こしたりすることはなく、戦争に備えて抑止するという軍の役割を果たしている」と反論した。

 キム議長は、7日に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党総書記が「大韓民国を攻撃する意思はまったくない」と述べたことについては、「私は敵を信じない」と述べた。続いて「金正恩の主張は詭弁(きべん)に過ぎず、核を開発したのは北朝鮮」だとし、「すべての問題を発生させたのは北朝鮮だということを、はっきりと認識しなければならない」と述べた。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1161954.html韓国語原文入力:2024-10-10 18:09
訳D.K

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