本文に移動

ソン・フンミンの父親、「児童虐待」の疑いで告訴…「父親は暴言、コーチは体罰」

登録:2024-06-27 06:08 修正:2024-06-27 06:59
ソン・フンミンの父親で「ソンサッカーアカデミー」を運営するソン・ウンジョン監督が、2022年6月8日、江原道春川市のソン・フンミン体育公園で開かれた「ソン・フンミン国際幼少年親善サッカー大会」で、幼少年選手たちを指導している/聯合ニュース

 「ソン(SON)サッカーアカデミー」を運営するソン・フンミン選手の父親、ソン・ウンジョン監督とコーチらが、所属する幼少年選手に対する暴言と体罰などの児童虐待の疑いで告訴された。

 警察などの説明によると、ソン監督とコーチ2人など3人が児童福祉法上の児童虐待の疑いで送致され、検察の取り調べを受けていることが確認された。同事件は3月19日、児童のA君側が「沖縄合宿中の3月9日、コーチのB氏がA君の太ももをコーナーキックのポールで叩き、2週間の治療が必要な傷を負わせた」と告訴したことで発覚した。

 ソン監督からも沖縄合宿期間中の3月7~12日、訓練中にミスしたという理由で暴言を吐かれたことをはじめ、試合はもちろん基本技の訓練がうまくできていないという理由で暴言を言われたという内容が陳述に含まれていた。

 アカデミー所属の選手たちが一緒に住む宿舎で、コーチのD氏によってお尻とふくらはぎを何度も叩かれたり、もみあげを引っ張られたり、頭部を殴られたという主張も陳述書に含まれていた。事件を捜査した江原(カンウォン)警察庁はソン監督など3人を4月中旬頃に検察に送致した。

 ソン・ウンジョン監督は文書で立場を表明し「最近アカデミーでのトレーニング中に荒っぽい表現と体力トレーニング中に行われた体罰に関して現在捜査が進められている。心の傷を負った子どもとその家族に心からお詫びを申し上げる」と述べた。それと共に「告訴人の主張には真実とは異なる部分が多いため、アカデミー側は事実関係を歪曲したり隠したりせず、加減なく明らかにし捜査に積極的に協力している。自分のすべてをかけて誓うが、アカデミー指導者たちの行動で子どもたちに対する愛情が込められていない言動は決してなかった」と強調した。

 さらに「したことをしなかったと主張するつもりもないし、しなかったことをしたと言うつもりもない。時代の変化と法で定める基準に合わせられず、自分のやり方で子どもたちを指導した点を反省しており、子どもたちが運動場で最高の集中力を発揮し、訓練に集中できるようにまた別の方法を模索する」と述べた。

パク・スヒョク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/gangwon/1146485.html韓国語原文入力: 2024-06-26 17:55
訳H.J

関連記事