大邱(テグ)国際空港に着陸する航空機の非常扉を開けた疑いなどで控訴審中の30代男性を、検察は傷害容疑で追起訴した。
大邱地検公共捜査部(ユン・スジョン部長)は6日、航空保安法違反、器物損壊の容疑で控訴審中のL氏(33)を傷害容疑で在宅起訴したと発表した。
L氏は昨年5月26日午後12時37分ごろ、197人の乗客を乗せて済州を離陸した大邱行きのアシアナ航空機が大邱国際空港の上空高度224メートル地点から時速260キロで着陸しつつある時に、非常脱出口を強制的に開け、航空機外部の非常脱出用スライドを破損した疑いで起訴された。これに、扉を強制的に開けて15人の乗客に適応障害などを負わせた傷害容疑も加わったのだ。
検察の関係者は「追加捜査によって、乗客が深刻なショックを受け、精神的機能障害を負ったことを確認した」と語った。
大邱地方裁判所は昨年11月、L氏に懲役3年、執行猶予5年を言い渡した。懲役6年を求刑した検察は控訴している。