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ロシア人の韓国への難民申請者、上半期だけで2400人以上

登録:2023-07-31 00:58 修正:2023-07-31 06:36
ロシア政府が昨年9月21日(現地時間)に予備役動員令を発動した後、徴兵対象の男性を含むロシア人たちが周辺国を通じて脱出を図っている。ジョージアとの国境にあるベルフニーラルス国境検問所で、ロシア人たちが長蛇の列を作っている=メディアジョナのホームページより//ハンギョレ新聞社

 今年上半期、韓国に難民申請を行ったロシア人が2400人を超え、すでに昨年の2倍を上回っていることが分かった。他の国籍の難民申請者と比べてもロシア人の数が圧倒的に多かった。

 韓国法務部が27日公開した「2023年6月出入国外国人政策統計月報」の国籍別難民申請者の現況によると、今年1~6月に韓国に難民申請を行った外国人8348人のうちロシア人は2464人(29.5%)で、最も多かった。昨年1年間のロシア人の難民申請者が1038人だったのに比べると、今年上半期だけで昨年を上回ったわけだ。

 難民申請の理由は「政治的見解」(2048件)が最も多かった。これは徴兵の対象になるロシア人男性の脱出が続く状況と関係があるものとみられる。昨年9月、ロシアはウクライナ戦争に参加する兵力30万人を集めるため強制動員令を発動し、その後も当局がさらに兵力を募集する可能性が絶えず取りざたされてきた。

 上半期に行われた難民申請審査は計3347件で、このうち難民と認められたケースは43件、人道的滞在許可が出たケースは41件にとどまった。難民認定率は1.3%、保護率は2.5%。

ベルリン/ノ・ジウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/1102287.html韓国語原文入力:2023-07-30 20:36
訳H.J

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