朝鮮半島と領海が描かれた海外の朝鮮戦争参戦記念モニュメントの半数以上に東海(トンヘ)が日本海と表記されていることが分かった。
21日、「国民の力」のカン・ミングク議員が国家報勲処から受け取った資料「海外朝鮮戦争参戦記念モニュメントの現況」によると、参戦国に設置されたモニュメントは今月基準で計384個。国別に見ると、米国が295個(76.8%)で最も多く、カナダ(22個)、ベルギー(12カ個)の順だった。
これらのモニュメントのうち朝鮮半島を描いたか象ったものは89個で、隣接する領海まで描いたものは23個。問題は23個のうち13個(56.5%)に、東海(EAST SEA)ではなく日本海(SEA OF JAPAN)と表記されているということだ。日本海と表記されたモニュメントのうち12個は米国に、1個は南アフリカ共和国に設置されている。残りの10個も東海の単独表記は6個にとどまり、4個は東海と日本海が併記されていた。
韓国政府が予算を支援したモニュメントも状況はさほど変わらなかった。1998年以後、国家報勲処が予算を支援したモニュメント49個のうち地図が描かれたものは14個だが、東海が単独で表記されたものは3個にとどまった。残りのうち10個には海の名称が表記されておらず、1個は東海と日本海が併記されていた。
カン議員は「国家報勲処は日本海が単独表記された施設物が13個もあることを把握していながらも(2015年7月以降)8年間にわたりこれを正すために取り組みを行っていなかった」とし、「これは明白な職務遺棄であり、今度昇格される国家報勲部ではモニュメントの実態把握を定例化し、日本海という表記など誤りの発見と修正のための別途の事業を用意すべきだ」と主張した。